飛水峡とは?
岐阜県の飛騨木曽川国定公園内を流れる飛騨川の、加茂郡七宗町~白川町にかけて見られる約12kmに渡る峡谷で、険しい断崖が迫る景観で知られるところ。紅葉が美しいことでも知られている。
岩場には「ポットホール」と言われる円形状の穴が多数見られ、その数は約1000個とも言われている。日本有数の甌穴(おうけつ)群であり、『飛水峡の甌穴群』として国の天然記念物に指定されているとともに『日本の地質百選』にも選定されている。
並行して走る国道41号沿いには、「日本最古の石博物館」がある「道の駅ロック・ガーデンひちそう」があり、ここからも渓谷が眺められる。この他、飛騨川沿いには「赤池弁財天」の鳥居が建ち甌穴群を望む展望台がある「飛水峡ロックガーデン」や、約20億年前のものとされる日本最古の石が発見された「日本列島最古の石発見地」などがある。
飛水峡の見所
飛水峡 案内図
JR高山本線の上麻生駅を起点に描かれている散策ルートの案内図だが、南北逆転で上が南になっていてるので注意!赤い道を行けば、飛水峡が楽しめるようになっている。
日本最古の石博物館
1996年にオープンした博物館で、約20億年前のものとされる日本最古の石の展示の他、地球の内部を見せる地球儀や映像室などがある。
道の駅ロック・ガーデンひちそう
「道の駅ロック・ガーデンひちそう」からの飛水峡の眺め。ここはまだまだ序章に過ぎない。駐車エリアから直接見えないからか、ここすらスルーする人もいるが必ず覗こう!
上麻生橋
飛水峡と並行して走る国道41号より、対岸へと飛騨川を渡るように架かる赤い橋。駐車場が無いのがネックなのか、ここを訪れる方が少ないのが残念。橋の上から豪快な眺めが楽しめる。
上麻生橋の上流側
川面が遥か下となり、かなりの高低差があるダイナミックな眺めが素晴らしい。上麻生橋は手軽に行けるおすすめスポットながら訪れる人は少ない。
上麻生橋の下流側
橋を挟んで全く異なる感じで、上流側の岩壁が狭まり威圧感がある眺めとは対照的に、整然と淡々と流れる川の流れが強調される。
飛水峡の甌穴群
PR不足なのか「飛水峡ロックガーデン」もなぜか穴場的な場所だ。甌穴群に降りれば、岩場を歩きながら飛水峡が堪能できる。
赤池弁財天の鳥居
写真では見えにくいが、鳥居中央のしめ縄の切れ目付近の所に見える白い看板の先に赤池弁財天の祠がある。大蛇にまつわる伝説が残る所だ。
飛水峡ロックガーデンの展望台
すぐ横をJR高山本線が走り、甌穴群との撮影が出来ることから、鉄道ファンには知られた場所らしい。あまりここまで来る人は少ないようだが、是非とも訪れて欲しい!
日本列島最古の石発見地
日本最古の石が発見された場所で、石碑の建つ入口から階段を下った飛騨川の畔にその場所がある。駐車場もあるので訪れやすいが、発見された石は前述の通り。
日本列島最古の石発見地の石碑
1992年12月に建立された石碑。1970年に、当時名古屋大学助教授だった足立守氏が、約20億年前のものとされる岩石を発見した功績を讃えたものだ。
紅葉時の雨の日の上麻生橋からの眺めが最高だよ!
道の駅からの眺めで満足しちゃダメ!上麻生橋付近の眺めがダイナミックで、紅葉時の雨の日がおすすめ!
飛水峡ロックガーデンにも足を延ばそう!
甌穴群のある飛水峡ロックガーデンや、日本最古の石発見地にも行ってみよう!
ラフティングを楽しもう!
岩場伝いに峡谷を奥へと進めるが危険なので、おすすめは飛水峡ラフティング!
飛水峡 編