小涌谷温泉とは?
箱根十七湯の1つで、標高610m程の古くは小地獄と呼ばれていた荒涼地が、1873年の明治天皇の行幸を機に小涌谷へと改名されると、1877年頃より温泉地としての開発が進み、1883年には「三河屋旅館」が開業。
転換期を迎えたのは昭和になってからで、1948年に藤田観光が大衆オアシス建設に乗り出し、1949年に蒸気井掘削に成功すると、1959年に大型リゾート「箱根ホテル小涌園」を開業。
にわかに発展を遂げ、2001年の「ユネッサン」開業後は、レジャー色が強い家族連れで賑わう温泉地となる。
小涌谷温泉の評価
小涌谷温泉の広告
「箱根ホテル小涌園」は2018年に閉館したけど、「箱根小涌園 天悠」や「箱根小涌園 美山楓林」が次々と開業し、小涌谷温泉は新たな時代に!
~ 小涌谷温泉 編 ~
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小涌谷温泉
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箱根・翠松園
箱根・翠松園
レジャー色が強く、日帰り温泉やリゾート施設が充実している小涌谷温泉。小涌谷駅や箱根小涌園は「こわき」と読むが、地名や温泉名は「こわく」と読むのが正しいようで、なかなか紛らわしい。
実際にテレビを見ていても「こわきだにおんせん」と読み間違えている人は多い訳で、箱根小涌園があまりにも有名になった影響かと…。
それはさておき、そこに樹齢300年というモミジや四季折々の草花が植わる、3000坪という広大な敷地を有しながらも、箱根の森の中にひっそりと佇む一軒の温泉宿がある。それが『箱根・翠松園』だ。
「箱根小涌園 天悠」の絶景露天風呂があまりにも素晴らしいので、どちらの宿をご紹介しようか迷ったが、この『箱根・翠松園』は、かつて三井財閥の三井高達の別荘だった「三井翠松園」をそのまま残し活用していることから、その名が付いた由緒ある温泉旅館だ。
以前は別館として1930年に東京の代々木にあった材木商の杉村邸を、1955年頃に移築した数寄屋造りの建物があったが、2006年7月に徳島県瀬戸町大島へ再度移築されている。
国の登録有形文化財となっている大正末期の1925年に建築された本館は、現在料亭「紅葉」としてそのまま利用されており、歴史の重みを感じながら文化財の中で懐石料理や鉄板焼が頂ける。
とある記事に、ここの料理長が日本独特の美意識である"わび・さび"をテーマにしているというものがあった。"わび・さび"という言葉は非常に難しく、私自身年齢を重ね生涯をかけて少しづつ理解できて行くものだと感じているが、高級食材を使った料理でなんで?…と思う方も多いだろう。
『ザ!鉄腕!DASH!!』の「0円食堂」のように、捨てられるような食材に光を当て輝きを持たせ、そこから生まれた料理に新たな価値観を見出す心…、それも"わび・さび"であれば、食材そのものに値段ではない価値観を見つけ、それを感じ入る心の中に奥深いものや豊かさが生じれば、それもまた"わび・さび"なのかもしれない。
私にはここの料理が、本来持つ食材の華やかさや素晴らしさをあえて一度押し殺すように閉じ込めて、それがわかる人、感じ取れる心を持った人の舌の上で開花させているような、そんな美学を感じた。
口の中で食材の旨味が広がる間、そこには一筋の閑寂の時が流れる訳で、それが"わび・さび"なのかどうかはわからないが、是非みなさん一人一人が自らの心をもって判断して欲しい。
ただこの料理を味わう空間が、歴史ある国の登録有形文化財の建物であるということが、少なからず影響しているということは間違いないだろう…。
そんな国の登録有形文化財である料亭とは対照的に、客室はモダンで居心地の良い空間が広がっている。全23室あるすべてのお部屋に、自家源泉掛け流しとなる弱アルカリ性の単純温泉が注がれる半露天風呂が付き、間取りやデザインも一室一室すべて異なる。
コンフォートなものからラグジャリーなもの、スタイリッシュ系にレトロ調と様々だが、一定の統一感は保たれているので、たまにある斬新なデザインで、お部屋によっては全く受け付けられないような、180度振り切った個性的な客室は無いので、その辺はご安心あれ。
また客室の半露天風呂とは別に、内湯と露天風呂がある大浴場がある。湧出量の問題からか、残念ながら循環濾過式で源泉掛け流しではないようだが、こちらは客室とは違って開放感のある完全な露天風呂となっているため、青空と箱根の森の緑に抱かれ爽快で気分が良い。
お部屋では、ゆっくりのんびりと我思うままにカラダを癒し、こちらの露天風呂でココロをリセットする…といった感じだろうか。
いずれにせよ『箱根・翠松園』は、箱根の温泉旅館とはかくあるべきだ…という、ひとつの答えを与えているような、そんな温泉宿だ。
ちなみに箱根登山鉄道の小涌谷駅から1km程の国道沿いに、この『箱根・翠松園』は建っているのだが、地図で見ると近いのだが、駅から歩きだと箱根駅伝さながらの行きと帰りで5分は違うなかなかの坂道となっている。もし歩くのであれば、それなりの覚悟を…。
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第2位
箱根小涌園 天悠
2017年に開業した、まるで大海原に投げ出されたかのように水面と空、そして箱根の外輪山が一体化する絶景露天風呂が最高な温泉宿。この開放感は言葉に出来ず、この宿の魅力はここに尽きる!
第3位
水の音
本館の水月の庄は宮ノ下温泉、新館の水花の庄は小涌谷温泉と、2つの泉質が7種の湯殿で楽しめる、木々の緑と水の音に癒されるリゾート旅館。湯上りの牛乳・アイスも大人気!
第4位
箱根小涌園 美山楓林
2016年3月に箱根小涌園に開業した、気軽で自由な滞在を目的とした軽朝食のみのシンプルスタイルの温泉宿。小涌園だけでなく、箱根観光の拠点としても便利!
第5位
箱根小涌園 三河屋旅館
唐破風入母屋造の本館が国の登録有形文化財に指定されている、明治時代の1883年創業の老舗旅館。2020年にリニューアルされ、装いも新たに快適さもアップしてより魅力的な温泉宿に!
泉質 | ||
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単純温泉 | 二酸化炭素泉 | 炭酸水素塩泉 |
塩化物泉 | 硫酸塩泉 | 含鉄泉 |
硫黄泉 | 酸性泉 | 放射能泉 |
♨単純温泉 ♨アルカリ性単純温泉 ♨ナトリウム-塩化物泉 ♨ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉 |
泉温 |
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液性【pH】 |
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温泉の効能【適応症】 | ||
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関節リウマチ 変形性関節症 |
腰痛症・神経痛 五十肩 |
打撲・捻挫 |
運動麻痺 | 冷え性 末梢循環障害 |
胃もたれ 腸のガス |
高血圧 | 糖尿病 | 高コレステロール血症 |
喘息・肺気腫 | 痔の痛み | 自律神経失調症 |
睡眠障害 | うつ状態 | 疲労回復 健康増進 |
切り傷 | 皮膚乾燥症 | アトピー性 皮膚炎 |
尋常性乾癬 表皮化膿症 |
慢性湿疹 | 痛風 |
飲泉不可! |
小涌谷温泉の地図
小涌谷温泉の基本情報
名称 | ♨ 小涌谷温泉 |
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読み方 | こわくだにおんせん |
英訳 | Kowakudani Onsen Kowakudani Hot Spring |
所在地 | 神奈川県 足柄下郡 箱根町 小涌谷 |
アクセス | 🚘 現在地 からの ルート と 所要時間 |
高速バス | 🚍 高速バスを探す‼ |
観光地 | ‣箱根小涌園ユネッサン ‣彫刻の森美術館 ‣箱根海賊船 |
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