月ヶ瀬温泉とは?
伊豆縦貫自動車道の「道の駅 伊豆月ケ瀬」が直結する月ヶ瀬ICより1.5kmほど南下した、下田街道と言われる国道414号と清流 狩野川との間に位置する、落ち着いた趣のある温泉地。
「天城七湯」と言われる、湯ヶ島温泉 や 吉奈温泉 など伊豆市の天城湯ヶ島地区にある7つの温泉地の1つで、泉質はpH8.4の低張性・弱アルカリ性・高温泉の 単純温泉 で、メタケイ酸を50mg/kg程度含むお湯となっている。
奈良県の月ヶ瀬温泉と同名同字で混同されやすいため、「伊豆月ヶ瀬温泉」と表記することもある。
月ヶ瀬温泉の評価
月ヶ瀬温泉の広告
滞在中はスマホの電源は切り、時計は見ないくらいの感じの方が、狩野川の自然に身を任せた時の流れが感じられ、心身ともにリセット・リフレッシュできるよ!
~ 月ヶ瀬温泉 編 ~
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月ヶ瀬温泉
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雲風々-ufufu-
雲風々-ufufu-
国道414号と国道136号の分岐点となる伊豆縦貫自動車道の月ヶ瀬ICより1.5kmほど南下した、国道より一本入った狩野川沿いに、月ヶ瀬温泉『雲風々-ufufu-』がある。
元々狩野川に面した当地には、『旅館 月ヶ瀬』という一軒宿があった。老舗の和風旅館らしい落ち着きのある佇まいを見せ、竹林を背にして自然石を配した風情ある露天風呂が人気の旅館だったが、2010年6月に惜しまれつつその歴史に幕を閉じた。
それからしばらくは月ヶ瀬温泉は幻の温泉と化していたのだが、そんな中、2012年7月4日に伊豆で有名な「出口の黒玉」という創業明治15年の老舗飴菓子店の4代目の長男として生まれた大川吉美が、地元に貢献すべくオープンさせたのが、この『雲風々-ufufu-』だ。
大川吉美と聞いてもピンとくる方は少ないだろうが、平成の大合併により2004年に伊豆市が誕生し、それに伴い一部空き家となった旧天城湯ヶ島町役場の庁舎に誕生した「東京ラスク 伊豆ファクトリー」の社長だと言えば、ガッテン!ガッテン!…となる方も多いだろう。
『雲風々-ufufu-』という宿名は、聞けば漢字部分の「雲風々」は、松尾芭蕉の『奥の細道』の「予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂白の思ひやまず…」(私もいつの頃からか、ちぎれ雲が風に誘われて行くように、流浪の旅をしたいという気持ちが収まらず…)の一節からきているとのことで、ふと旅に出たくなった時にこの宿を訪れて欲しい…という思いが籠められているそうだ。
一方「-ufufu-」の方は、滞在中に "うふふ" と自然と笑みがこぼれるような宿でありたい…という願いが籠められているとのことだ。なかなか奥の深い宿名である。
ちなみに私の受験時代には『奥の細道』と漢字表記だったのだが、現在の教科書では『おくのほそ道』となっているらしい。未だにしっくりこないので、ここでは『奥の細道』と書かせてもらった。
それはさておき、そうしてリニューアルオープンされた『雲風々-ufufu-』は、『旅館 月ヶ瀬』の頃の古き良き時代の和の面影を残しつつ、現代的にアレンジしてラグジュアリー性を高めた、安らぎと寛ぎの温泉宿となっている。
180度異なると言えば大げさになるが、宿のコンセプトも設えもかなり現代的な空間が広がっており、全室源泉かけ流しの露天風呂付き客室となっている。
リピート時にも楽しめるようにと、川面を眺めながらの湯浴みが楽しめる「流清 -RYUSEI-」、竹林の緑と笹鳴りに癒される「笹音 -SASANE-」、灯篭のある坪庭や月をモチーフにした設えが印象的な「月響 -GEKKYOU-」など、7つあるお部屋にはそれぞれコンセプトがあり、趣の異なる空間演出がなされている。少なくとも7回は、新鮮な心持ちで趣の異なる滞在が楽しめるという訳だ。
そんなお部屋の露天風呂に注がれるお湯は、昔ながらの低張性・弱アルカリ性・高温泉の単純温泉で、3本ある自家源泉の内、"聖の湯" と言われる月ヶ瀬1号と、"小戸橋の湯" と言われる月ヶ瀬2号の混合泉がメインとなっている。
pH8.4でメタケイ酸も50mg/kg程度で、泉質などは温泉分析時により多少の成分量の違いはあるものの『旅館 月ヶ瀬』時代より変わりはなく、月ヶ瀬温泉そのものである。
客室露天風呂なので、好きな時に好きなだけ狩野川の自然を五感で感じながら、のんびりとした湯浴みが楽しめる訳で、そこには1/fゆらぎを感じながら、人それぞれ別々の時の流れがあるように思える。
『雲風々-ufufu-』は、古に思いを馳せたり仕事や日常生活におけるしがらみをリセットしたり…という意味で「時間を越えた、和モダンリゾート」を標榜しているが、こういった意味でも時間という概念を超越しているのかもしれない。
さて、あなたにはどのような "時の流れ" が感じられるだろうか?
ちなみに "月ヶ瀬" の表記だが、伊豆市の公式な表記では地名は "月ケ瀬" が正しく、道の駅などは「道の駅 伊豆月ケ瀬」となっているのだが、従前からの施設はかつての小学校名をはじめ「月ヶ瀬梅林」など "月ヶ瀬" と表記している所が多く、ここ『雲風々-ufufu-』でも "月ヶ瀬温泉" と表記している。伊豆市のホームページでも温泉地名は "月ヶ瀬" のままなので、このままで良いのだろう。
ただ奈良県にも名勝地として有名な月ヶ瀬梅林や月ヶ瀬温泉があり、同名同字で混同されるため、最近では "伊豆月ヶ瀬梅林" "伊豆月ヶ瀬温泉" と表記する機会が増えているようだ。個人的には負けず嫌いなので、いつか知名度を逆転すべく "伊豆" を付けたくないのだが、残念ながら年々その傾向は強まっている感じがする。
ただ面白いことに奈良は奈良で "月ヶ瀬梅渓" とか "梅の郷 月ヶ瀬温泉" という表記が目立つようになっている。お互い考えることは同じということか…。
そしてもう一つ、『雲風々-ufufu-』での滞在を満喫したら、宿から300mほど歩いた国道414号沿いに、「猪最中」で知られる小戸橋製菓というお菓子屋があるので、是非訪れてみてほしい。
個人的にはここのどら焼きが大好きで、「バタどら」の他、贈り物によく「ありがとうどらやき」を買っている。それと最近は見ないのだが「苺の生どら」が絶品で、売っていたら是非食してみて欲しい。
またさらに国道414号を南下すれば、冒頭にご紹介した「東京ラスク 伊豆ファクトリー」がある。工場見学やラスク作り体験、オープンデッキでのティータイムなどもできるので、こちらも是非立ち寄ってみて欲しい。工場直売店らしい "ふぞろいラスク" は超お得で、旅のお供におすすめだ。
さぁ、旅の予習が済んだら、どんな "時の流れ" が感じられるのか、月ヶ瀬温泉への旅に出かけよう!
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第2位
UFUFU VILLAGE
2019年にオープンした、伊豆でグランピングが楽しめる施設。ペット同伴でテントサイトやホテルライクなキャンピングカーサイトに滞在しながら、自家源泉の月ヶ瀬温泉が楽しめる。
泉質 | ||
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単純温泉 | 二酸化炭素泉 | 炭酸水素塩泉 |
塩化物泉 | 硫酸塩泉 | 含鉄泉 |
硫黄泉 | 酸性泉 | 放射能泉 |
♨単純温泉 |
泉温 |
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液性【pH】 |
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温泉の効能【適応症】 | ||
---|---|---|
関節リウマチ 変形性関節症 |
腰痛症・神経痛 五十肩 |
打撲・捻挫 |
運動麻痺 | 冷え性 末梢循環障害 |
胃もたれ 腸のガス |
高血圧 | 糖尿病 | 高コレステロール血症 |
喘息・肺気腫 | 痔の痛み | 自律神経失調症 |
睡眠障害 | うつ状態 | 疲労回復 健康増進 |
切り傷 | 皮膚乾燥症 | アトピー性 皮膚炎 |
尋常性乾癬 表皮化膿症 |
慢性湿疹 | 痛風 |
飲泉不可! |
月ヶ瀬温泉の地図
月ヶ瀬温泉の基本情報
名称 | ♨ 月ヶ瀬温泉 |
---|---|
読み方 | つきがせおんせん |
英訳 | Tsukigase Onsen Tsukigase Hot Spring |
所在地 | 静岡県 伊豆市 月ケ瀬 |
アクセス | 🚘 現在地 からの ルート と 所要時間 |
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