桜田温泉とは?
松崎町の中心市街地より、2km程東へ行った 田んぼをつかった花畑 で知られるのどかな田園風景を望む県道沿いに建つ一軒宿で、もともと自噴泉があった所に1980年に『山芳園』を開業。
日本秘湯を守る会 に加盟する泉質自慢の宿で、温泉ツウの間では鮮度を保ったまま直接湯舟に注ぐ 源泉脈かけ流し の宿として知られる。
泉質は、pH8.4の低張性・弱アルカリ性・高温泉の カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 となっている。また温泉スタンドや、飲める療養泉として飲泉許可取得の飲泉所もある。
桜田温泉の評価
桜田温泉の広告
桜田温泉は、飲泉許可を取得した飲める療養泉で、しかも日本ではなかなか珍しいカルシウム成分が豊富な、硬度645mg/Lの超硬水だよ! ただし飲み過ぎに注意!
~ 桜田温泉 編 ~
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桜田温泉
桜田温泉に宿泊するならこの宿!
桜田温泉 山芳園
山芳園
松崎町の中心市街地より2kmほど那賀川沿いに東へ行くと、のどかな田園風景が広がる一帯がある。例年2月~GWにかけて、松崎町の一大イベントとも言える「田んぼをつかった花畑」が行われるエリアだ。
農閑期の水田を利用して一面にワイルドフラワーを咲かせるイベントなのだが、那賀川沿いに続く桜並木とのコラボが美しい3月下旬~4月上旬にかけては、この光景を見ようと多くの観光客が訪れる。
そんな松崎らしい風景を望める特等席に建つ湯宿が、この『桜田温泉 山芳園』だ。山を背にして県道沿いに建つ一軒宿で、日差しを受けて輝く白と黒のなまこ壁のコントラストが美しい温泉旅館だ。
『桜田温泉 山芳園』と大きく宿名が書かれた縦と横の看板があるので大丈夫だと思うが、通りの反対側に広がるのどかな田園風景に気を取られていると、思わず通り過ぎることもあるので気を付けたい。
そんな『山芳園』が開業したのは、昭和時代の1980年だ。もともと自噴泉があった所に宿を構え開業したのだが、柑橘栽培からの転身ということもあり当初は5室程度の小さな宿だったという。その後10室へと改築が進むのだが、その間1989年に増掘により自家源泉も毎分540L自噴するようになり、常時約200Lを利用している状況だ。
"山" の生命力を大切に、木の "芳" しさを活かした館を築き、果樹園に湧く温泉が憩いの "園" となるように…との願いを込めて名付けられた『山芳園』は、「日本秘湯を守る会」に加盟している温泉宿なのだが、実は温泉ツウの間でも一目置かれる泉質自慢のスゴい宿となっている。
pH8.4の低張性・弱アルカリ性・高温泉のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉となっているのだが、ここで言う泉質は、温泉分析書に表れる温泉成分などの測定値だけでなく、その源泉のお湯がどのようにもたらされているかという鮮度の話である。
"源泉かけ流し" という言葉はよく耳にするかと思うが、常に湯舟に新しい温泉が注がれ溢れ出ている状態で、流れ出た温泉を再利用せず、適温にするために必要最小限の加温だけ認められた源泉完全放流式のものをいう。
さらに加水も加温もしない源泉100%完全放流式のものを "源泉100%かけ流し" というのだが、この『桜田温泉 山芳園』は、そのさらに上を行く。
加水・加温はもちろん、自家源泉を一瞬たりとも大気に触れさせることなく鮮度を保ったままパイプだけで地下で直結し、源泉の持つ自噴圧力だけで湯舟の底から注ぐという ①加水しない ②空気に触れさせない ③圧力を抜かない というこだわりの "3ない源泉給湯方式" により、"源泉脈かけ流し" を実現させている。
"源泉脈かけ流し" は、聞きなれないだけでなくなかなかわかりずらい用語ということで、"地中直結源泉100%かけ流し" などと言われることもあるが、動力によるポンプ揚湯泉では成しえない方式であり、また72.8℃もある泉温を、独自に開発した気化熱を利用して適温へと冷ます、全長約2kmにも及ぶ自作のらせん状の冷却装置の存在も大きい。
源泉の上に湯舟があり、湯舟の底からちょうど良い湯加減の温泉がこくこくと湧いているのが温泉の理想とされるわけだが、それを自噴泉を利用して疑似的に実現すべく開発された試行錯誤の賜物だ。
そしてこの "源泉脈かけ流し" に反応した温泉ツウが『桜田温泉 山芳園』の名を一躍有名にし、全国の温泉ファンが設立した「日本温泉遺産を守る会」の源泉掛け流し認定の宿となり、この宿を一気に全国区へと押し上げた。
まさに温泉ツウが選び、温泉ツウが唸り、温泉ツウが憧れる、温泉分析書だけでは図れない鮮度重視の泉質自慢の湯宿なのである。
『桜田温泉 山芳園』は、テレビや雑誌で数多く採り上げられているが、そんな宣伝効果とは次元の異なる所で全国区の湯宿として評価されているわけで、名実ともに決して期待を裏切らない自信をもっておすすめできる温泉旅館だ。
そんな『山芳園』には、5つの湯処がある。
是非ご自身で個性豊かな湯舟に浸かり、名湯 桜田温泉のお湯のまろやかさを堪能していただきたいのだが、まずは "源泉脈かけ流し" の湯浴みが楽しめる、一本松を使った唐傘天井の総檜風呂となっている内湯を楽しんでほしい。源泉に最も近く山芳園イチオシの湯となっているので、必ず浸かってほしい湯舟だ。
一方、もともと混浴露天風呂だった広さ20畳ほどの名物の大露天風呂は、2018年より貸切制となったことから、贅沢にも独り占めでの湯浴みが楽しめたりする。深さが1m近くあり、よく泳げるほど大きな露天風呂…と紹介されているが、そもそも子供が泳げるように…と造ったとのことで、大人でも独り占めなら泳いでも怒られまい。
この他、家族風呂や女湯には2段の岩風呂などもあるので、それぞれがそれぞれの楽しみ方で、極上の湯浴みを堪能していただければと思う。
そして温泉同様、こだわりと遊び心が感じられるのがお部屋の造りで、和室ツインの「竹」「梅」、新館2階で田園風景の眺めが良い「桜」「蓮華」「早苗」、新館GFの「山魚狗」、半露天風呂付きの「川蝉」、岩風呂付きの「椛」、そして離れのメゾネットタイプが「石の蔵」と半露天風呂付き「木の蔵」という、場所も造りも趣もすべて異なる全10室となっている。
間取りとお財布を睨めっこしながら、お好きな部屋を選んでほしい。
とまぁ、これだけでも『桜田温泉 山芳園』をおすすめする理由は充分過ぎるほどあるのだが、さらにそこに+αが加わった。それが全日空の国際線の元CAだった女将さんの存在だ。
『山芳園』では、目の前の田んぼで無農薬のアイガモ農法により収穫されたお米や、自家栽培の野菜や柑橘類をベースに海の幸なども採り入れながら、天然素材・自然素材にこだわった食事が提供されているのだが、ここにソムリエバッチが光る女将さんの洗練されたおもてなしと気配りがプラスされている。
それはウエルカムドリンクの自家製ニューサマーオレンジジュースからすでに感じられるものであり、これにより魅力溢れる湯宿にさらに磨きがかかったようだ。
温泉・食事・客室・設えなど湯宿づくりのすべてにおいて、他の温泉旅館の成功例のマネや、コンサルタントによる助言やノウハウの導入では決して辿り着けない境地に、『山芳園』はすでに近づいているようであり、御主人自らが心の底からとことんこだわり、女将とともに本物を追求し続けるとこういう宿が生まれる…というお手本のような湯宿だ。
それにしても西伊豆松崎ののどかな田園風景が広がる自然豊かな静かな里に、とんでもない湯宿があったもんだ…。『桜田温泉 山芳園』恐るべし!
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泉質 | ||
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単純温泉 | 二酸化炭素泉 | 炭酸水素塩泉 |
塩化物泉 | 硫酸塩泉 | 含鉄泉 |
硫黄泉 | 酸性泉 | 放射能泉 |
♨カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 |
泉温 |
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液性【pH】 |
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温泉の効能【適応症】 | ||
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関節リウマチ 変形性関節症 |
腰痛症・神経痛 五十肩 |
打撲・捻挫 |
運動麻痺 | 冷え性 末梢循環障害 |
胃もたれ 腸のガス |
高血圧 | 糖尿病 | 高コレステロール血症 |
喘息・肺気腫 | 痔の痛み | 自律神経失調症 |
睡眠障害 | うつ状態 | 疲労回復 健康増進 |
切り傷 | 皮膚乾燥症 | アトピー性 皮膚炎 |
尋常性乾癬 表皮化膿症 |
慢性湿疹 | 痛風 |
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桜田温泉の地図
桜田温泉の基本情報
名称 | ♨ 桜田温泉 / 櫻田温泉 |
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読み方 | さくらだおんせん |
英訳 | Sakurada Onsen Sakurada Hot Spring |
所在地 | 静岡県 松崎町 櫻田569-1 |
アクセス | 🚘 現在地 からの ルート と 所要時間 |
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