網代温泉の宿ランキング

網代温泉

網代温泉に宿泊するならこの宿！

竹林庵 みずの

竹林庵 みずの

江戸時代から港町として栄えた網代は、潮の香が似合う漁師町特有の庶民的でのんびりとした漁村だ。若者が多く訪れる熱海温泉の華やかさに対して、静けさが漂う落ち着いた大人の湯宿が点在する温泉地とも言える。

今も天日干しの干物屋が軒を連ねる "網代ひもの銀座" と呼ばれる国道沿いには、その場で焼いて食べられるお店もあり、昭和風情が楽しめる所でもある。

個人的には、ひょんなことから校長先生にお声がけをいただき、今は統合されてしまったが網代小学校にお世話になった時期もあり、とても想い入れが強い町だ。

そんな網代温泉でおすすめしたい宿が、『竹林庵 みずの』だ。

網代温泉は、海沿いか山の上かの立地による源泉の違いが大きく、泉質だけでなく低張性もあれば高張性もあり、中性泉もあればpH9.5のアルカリ性泉もあり、メタケイ酸も40～160mg/kgとまさに千差万別のお湯となっている。

そんな中で、この『竹林庵 みずの』のお湯はというと、pH8.2で高張性の「カルシウム･ナトリウム－塩化物泉」となっていて、メタケイ酸を162.8mg/kg含む成分総計14,230mg/kgと濃い温泉で、しかも高張性ということで、温泉成分が体内に入ってくるお湯となっている。

これをすべて源泉かけ流しの湯舟で、しかも高台で眺望抜群のロケーションで愉しめるのだから、まさに言うこと無しだ。

東京からのアクセスの良さと様変わりした街の再生もあり近年活気づく熱海だが、若者はともかく、自由気ままにのんびりと大人の時間を過ごすなら網代温泉が良い。もちろん熱海温泉にも老舗の落ち着いた湯宿はあるのだが、全体的な印象としては、大人になったら網代！という感じだ。

ちなみにここでは紹介していないが、網代温泉にpH9.5の「アルカリ性単純温泉」の湯が源泉かけ流しで愉しめる「松風苑」という宿がある。ここは美肌効果だけでなく飲泉が可能で、健康を考えた宿として温泉ツウに一目置かれる宿となっている。

尚、網代の高台に「海のはな」という眺めの良い湯宿があるのだが、源泉が熱海温泉の混合泉となっているので、ここでは除外している。

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