蓮台寺温泉のおすすめの宿ランキング

蓮台寺温泉

蓮台寺温泉に宿泊するならこの宿！

清流荘

清流荘

国道414号を西へ折れた稲生沢川とその支流の蓮台寺川沿いに開けた山間の温泉地が、蓮台寺温泉だ。下田の中心市街地より2.5kmほど北に位置し、最寄り駅となる伊豆急行線の「蓮台寺駅」は、「伊豆急下田駅」の一つ手前の駅となる。

皮膚病を患っていた吉田松陰が、密航前に療養で訪れたのがこの蓮台寺温泉で、今も「吉田松陰寓寄処」や湯治場の跡が残されている。

そんな蓮台寺温泉は、蓮台寺鉱山として親しまれていた河津鉱山の坑内温泉がその主流となっている。大正時代の1914年に鉱石の採掘を開始した河津鉱山は、翌1915年に久原鉱業が買収、1929年からは日本鉱業が所有し採鉱するも1952年に廃坑。現在JX金属のグループ会社となっている下田温泉株式会社が、1952年11月に下田への引湯を模索し設立され、1956年より引湯が実現している。

尚、この引湯を含め下田温泉株式会社により広範囲に混合泉が供給されていることから、下田温泉 を蓮台寺温泉・河内温泉・白浜温泉・観音温泉・相玉温泉の5つの温泉の総称とする向きがある。

この先下田市や観光協会等がどのようなイメージ戦略を行うのかわからないが、下田温泉には下田湾から続く海沿いにホテルが建つイメージがあり、蓮台寺温泉にも "下田の奥座敷" として山間の温泉地として発展してきた歴史があるように、源泉はともかくすでに温泉地として個々に定着しているため、個人的には一般認識に変化が見られるまでは、今まで通り独立した温泉地として扱ってゆきたい。

そんな蓮台寺温泉でおすすめしたい宿が、玄関前の大きな石灯籠が印象的な、創業80年の老舗旅館である『清流荘』だ。

これぞ下田の奥屋敷！という感じの、約2000坪の緑豊かな自然に包まれた純和風の温泉旅館なのだが、上の写真をご覧になってオイオイ！違う宿の写真では…と、お思いの方もいるだろう。まるで海外リゾートにいるような錯覚に陥る写真なのだが、紛れもなく老舗の純和風旅館である『清流荘』の写真だ。

この純和風の顔と海外リゾート風の顔とのギャップもさることながら、あの玄関先の石燈籠や数寄屋風の造りに圧倒されるハイクラスなイメージと、想像以上に敷居が低い宿というギャップがまたこの『清流荘』の魅力でもある。

一見なかなか手が出ない高級旅館に感じるが、実はハイクラスながら素泊りをはじめ庶民が泊れる良心的な価格帯のプランも用意されており、さらに大人の宿のようで子供連れでも全く問題の無い所が実に魅力的だ。

伊豆会席や創作会席など目でも楽しめる自慢の会席料理は食べて頂きたいのだが、たとえ素泊りでもお部屋は違えど『清流荘』の魅力を存分に満喫できるのだから嬉しい限りだ。もちろん接客やおもてなしにも変わりはない。

自家源泉かけ流しの野趣あふれる露天風呂から、1時間で湯が入れ替わる鮮度抜群の方丈の内風呂、あの海外リゾート気分に浸れる「天然温泉プール」、そしてフィンランド式本格薪焚き「ケロサウナ」も古代ローマ式アロマサウナの「テルマリウム」もすべて利用できる。

『清流荘』には申し訳ないが、素泊りでも非日常を十二分に満喫できるのだから、とにかくおすすめの宿といえる。

蓮台寺駅より徒歩7分の距離で、車であれば7分で下田の中心市街地まで行け、鉄道であれ車であれ下田へのアクセスに全く問題がない立地なので、下田観光で 下田温泉 の宿しか考えていなかった方は、是非『清流荘』も選択肢に入れてみてほしい！ 新たな下田の魅力に気づくかもよ！

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