乳頭温泉郷のおすすめの宿ランキング

乳頭温泉郷

乳頭温泉郷に宿泊するならこの宿！

乳頭温泉郷 妙乃湯

乳頭温泉郷 妙乃湯

憧れの温泉地として、多くの温泉ファンを魅了し、数々のランキングでもトップに輝く温泉地となっている乳頭温泉郷にあって、小じんまりとした秘湯の素朴さを残しつつも、より心地良い時代にあった新しさをプラスした、バランスのとれた温泉宿として知られているのが、ここ「乳頭温泉郷 妙乃湯」だ。

泉質が魅力の乳頭温泉郷だが、この宿には2つの源泉があり、カルシウム･マグネシウム－硫酸塩泉の「金の湯」と、単純温泉の「銀の湯」という異なる泉質の湯が楽しめる。

有馬温泉や伊香保温泉などがそうであるように、その名称からも泉質的にも通常は「金の湯」の方に目が行くわけで、「金の湯」を求め多くの方が訪れるわけだが、ここでは「銀の湯」の方に注目したい。

「銀の湯」の方が趣が高く、禅語で“休んでお茶を飲んでいってください！”という意味の名がつく内湯の「喫茶去」、宿の名にもなっている歴史ある「妙乃湯」、そして混浴露天風呂にこの「銀の湯」が注がれている。まずは「銀の湯」を存分に楽しんでもらいたい。

対する「金の湯」はというと、「岩風呂」「寝湯」、混浴露天風呂の「妙見の湯」に注がれており、どの風呂も個性的で乳頭温泉郷の秘湯感を満喫できるものとなっており、この宿はとにかく魅力的だ。

そんな中、とりわけおすすめしたいのが、混浴露天風呂だ。

混浴露天風呂というと、大きな岩風呂のイメージを持たれる方も多いだろうが、ここの混浴露天風呂は、ある意味普通だ。ごくごく普通の「金の湯」と「銀の湯」の湯舟がある訳だが、これがすぐそばにあり、3歩で行き来しながら異なる泉質の湯浴みを交互に楽しんでいると、本当に肌がスベスベになる。

異なる泉質の湯舟が並んでいることは、他の湯宿でも見られ特別珍しいことではないが、これがハの字というかヘの字というか、その微妙な配置と距離感が、湯舟に浸かっていると目の前の対する湯舟に誘われる感じで、あと一回、もう一回…と、ついつい何回も交互に入ってしまう。

滝見の絶景露天風呂ということで、通常ならそのロケーションで頭がいっぱいになるはずなのだが、どうしても目の前の湯舟が気になってしまい、惹き付けられるように交互の湯浴みを楽しんでしまう絶妙な配置だ。

混浴露天風呂ということで、抵抗のある女性の方も多いだろうが、女性はバスタオルでの入浴が可能となっており、また女性専用時間も設けられているので、思う存分2つの泉質を楽しんでもらいたい。

乳頭温泉郷というと、鶴の湯温泉ばかりが注目され雑誌やテレビで騒がれているが、予約が取りにくいこともあるが、ここではあえてこの「乳頭温泉郷 妙乃湯」に泊まる楽しみ方を満喫してほしい。

一夜の宿としては「乳頭温泉郷 妙乃湯」で「金の湯」「銀の湯」を楽しんでもらって、『湯めぐり帖』を片手に「湯めぐり号」に乗って、鶴の湯をはじめとした他の乳頭山麓に点在する源泉を巡る湯旅をおすすめしたい。その方が楽しみが増す感じがして、より乳頭温泉郷を満喫できる気がする。

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