晴明神社とは?
京都市上京区の堀川通り沿いにある、中心に五角形が現れる星型多角形の 五芒星 の 晴明桔梗印 で知られる陰陽道の祖と言われる 安倍晴明 を祀った神社で、最近ではパワースポットとして人気の神社。
創建は平安時代で、晴明が没した2年後の1007年に、一条天皇が晴明の遺業を賛え屋敷跡に広大な神社を造営したのが始まり。その後大火などもあり荒廃し、明治時代になってから氏子を中心に少しづつ整備が進み、1905年に現在の「本殿」を建立。昭和時代の1950年には、境内が拡張され堀川通に面するようになった。
その後、1962年に「一の鳥居」が、2004年に「晴明井」が、2005年には「厄除桃」が、2009年には「安倍晴明公像」が整備され、その間2005年に「安倍晴明千年祭」が執り行われている。
また豊臣秀吉が天下を治めた時代には、茶の湯で知られる千利休が晴明神社に隣接して聚楽屋敷を構えていたとされ「千利休居士聚楽屋敷跡」の石碑が建つ。利休が切腹した際に最後に自服した茶は、境内にある「晴明井」の清水だったと言われている。

晴明神社 の 広告

晴明神社 の 見どころ

一の鳥居
1962年建立の一の鳥居の、2007年11月5日に清祓式を行い掲げられた扁額に注目! とにかくインパクトのある金色に輝く社紋の五芒星が特徴的で、文字の神号額ではなくマークの神紋額を掲げる神社は全国的にも珍しい!

一條戻橋
神社から南へ200mほどの所にある戻橋が架け替えになった際に、1922年~1995年まで使用されていた欄干親柱を活かし境内に再現されたミニチュア橋。戻橋は、戻ることを嫌って嫁入りや葬儀の際には渡らないとされた橋だ。

式神の石像
通常は人の目には見えない陰陽師が使う精霊・鬼神が式神だ。晴明の妻が屋敷内に住まわすことを嫌ったことから、一條戻橋の下に封じ込め橋を渡る人の橋占をさせたり必要に応じて召喚したという。このルックスなら確かに嫌かも…。

千利休居士聚楽屋敷趾
江戸時代の古文書より、かつてこの地に茶の湯で知られる千利休が聚楽屋敷を構えていたことがわかり、2004年に武者小路千家 家元の千宗守が奉納したのがこの石碑。利休は晴明井の清水で、茶を点てていたという。

二の鳥居・四神門
写真は古いが2017年3月22日に『晴明社』の社号額が復元された二の鳥居。何とも言えぬ一種独特な雰囲気に包まれ単なるパワスポではないな…と思い始めていた時、2010年12月27日に新しくなった金色の五芒星が印象的な黒い四神門と言われる塀重門が、式神の仕業のように自動で開閉し驚いた!

晴明神社 本殿
トレードマークの五芒星が随所に見られる1905年建立、1928年改修の本殿には、御祭神である安倍晴明公が祀られている。参拝方法は普通で二礼二拍手一礼でOK!正面以外は菱格子の透塀で遮られており、東向きなところも平野神社に似た感じだが、参拝時には春日大社の中門を思い出していた。

本殿・齋稲荷社・御神木
昼間でも独特の雰囲気を漂わせる本殿の右手には、お稲荷様の生まれ変わりとされる晴明ゆかりの齋稲荷社がある。その前には推定樹齢300年の御神木の楠があり、両手を当て大樹のパワーを感じる人の姿も見受けられる。また左手の壁面には、晴明の10の逸話が紹介された顕彰板が並ぶ。

安倍晴明公像
映画やドラマで有名な平安時代の陰陽師で、明治時代まで続いた占い・天文・暦の編纂を担った陰陽寮を統括した安倍氏嫡流の土御門家の祖だ。神社所蔵の肖像画を基に2009年4月6日に建立された、印を結び夜空を仰ぎながら吉兆を占っているような姿の坐像で、なんとも言えぬ表情を浮かべている。

厄除桃
参拝者が願い事を記した500枚の鋼材をもとに制作された、2005年12月21日に清祓式を執り行い奉納された厄除桃。陰陽道にて古来より魔除け・厄除けの果実とされる桃だ。自身の厄をこの桃に撫でつけると取り除かれるとされる。また授与所では、厄除桃の御守りも置かれている。

晴明井
2004年4月28日に清祓式を執り行い奉納された、利休が最後に自服した茶にも使用されたと伝わる吉祥の水が得られる晴明井。五芒星のある上部が回転する仕掛けとなっており、毎年陰陽道の節目となる「節分星祭」の翌日の立春に、注ぎ口がその年の恵方に向けられる。

晴明桔梗印のお札や御守り
境内の一角にある授与所には、実にユニークでバラエティーに富んだ御札や御守りが並んでいる。御利益云々よりも思わずデザインで選びたくなるほどだ。限定の「七夕まもり」や「勝守」「魔除ステッカー」など、晴明神社らしい五芒星の晴明桔梗印をあしらった御守りやステッカーは外せない!
晴明神社の異色の境内を楽しもう!
「一條戻橋」や「式神」「日月柱」「厄除桃」「顕彰板」など1つ1つ見逃さずにネ! 他の神社とは全く異なる五芒星をあしらったデザインや、独特の御守りにも注目!
回転する「晴明井」の仕掛けに注目!
吉祥の水が得られる晴明井は、毎年立春の早朝に注ぎ口を回転させ、その年の恵方に向けられるよ!
自動で開閉する「四神門」にビックリ!
目に見えない式神が開閉したかつての晴明屋敷のように、自動で扉が開閉するよ!
晴明神社 の 魅力


晴明神社 の 見頃・おすすめ時期
1月初詣 歳旦祭 |
2月節分星祭 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月桔梗 | 7月桔梗 | 8月 | 9月晴明祭 | 10月 | 11月御火焚祭 | 12月 |
晴明神社 の 基本情報
名称 | 晴明神社 |
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読み方 | せいめいじんじゃ |
英訳 | Seimei-jinja Shrine Seimei Shrine |
郵便番号 | 〒602-8222 |
所在地 | 京都市 上京区 晴明町806 |
駐車場 | なし |
お問合せ | 075-441-6460 |
公式HP | 晴明神社 |
アクセス | 現在地 からの ルート と 所要時間 |
登録・指定 | |
選定・表彰 |