桂離宮とは?
京都市郊外の桂川の畔の、かつて "観月の名所" として知られた平安貴族の別荘地に、江戸時代初頭、17世紀に風流人として知られた八条宮家の創設者 智仁親王 の別邸として築かれた宮内庁所管の離宮。
ドイツの建築家ブルーノ・タウトが「泣きたくなるほど美しい」の言葉を残したことで知られる 日本庭園の最高傑作 で、宮内庁への申し込みにより参観可能。
回遊式庭園を歩きながらその美しさを堪能できるが、修学院離宮 の"霞棚"、醍醐寺の"醍醐棚"とともに「天下三棚」「日本三名棚」と称される通常は非公開の"桂棚"がある。
庭園や建築美もさることながら、作庭技術や燈籠、石、引手など細かい点まで見所が多すぎて、とても一回では見きれないのが桂離宮の素晴らしさであり、参観者にはリピーターも多い。

桂離宮 の 広告
日本の建築美・日本庭園の景観美が凝縮されているよ!
建築様式や建具・燈籠・敷石、作庭における遠近法などの演出など、とにかく見所が多いよ!
事前に桂離宮の見どころについて予習をしておこう!
見学時間に制限があり次々移動となるので、事前に何を中心に見るのか決めておこう!
宮内庁への申込みはお早めに!
昔は3か月前の1日に申込んでも抽選必至で難しく、往復はがきの方が当選確率が高いなどと言われたが、最近ではネットでも空きが見られ、当日受付も若干ある。それでも紅葉シーズンはお早めに!
桂離宮 の 魅力



桂離宮 の 見どころ

桂離宮
京都市の住宅地の中にあって、まるで時間が止まったかのように、400年の時を越え佇む桂離宮。ほぼ江戸時代の創建時のまま残されている、非常に貴重な邸宅だ。桂の地は、かつて"観月の名所"として知られた平安貴族の遊興の地で、あの『源氏物語』に登場する「桂殿」のモデルとも言われる藤原道長の別業(別荘)も、この桂の地に建っていたとされる。

国宝でも世界遺産でもない桂離宮!
「桂離宮」と呼ばれるようになったのは実は明治時代の1883年からで、それまでは長らく「桂別業」と呼ばれていた。明治時代の1871年に宮内省管轄となると「桂別邸」と呼ばれるようになり、その後1883年に「桂離宮」となった。以後保存修理などが行われ現在に至っているのだが、疑問に思う方もおられると思うが、桂離宮は"国宝"にも"重要文化財"にも指定されていない。本来なら文化財としてとっくに"国宝"、更には"世界遺産"となっていてもおかしくないのだが、宮内庁所管という管轄省庁間の大人の事情で文化財保護法の対象外となっている。
桂離宮 の 見頃・おすすめ時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月新緑 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月紅葉 | 12月紅葉 |
桂離宮 の 基本情報
名称 | 桂離宮 |
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読み方 | かつらりきゅう |
英訳 | Katsura Imperial Villa |
郵便番号 | 〒615-8014 |
所在地 | 京都市 西京区 桂御園 |
駐車場 | あり |
お問合せ | 075-211-1215(宮内庁京都事務所) |
公式HP | 宮内庁 |
アクセス | 現在地 からの ルート と 所要時間 |
登録・指定 | |
選定・表彰 |