犬島精錬所跡とは?
岡山県岡山市東区の 瀬戸内海国立公園 内にある、犬島諸島で唯一の有人島である犬島に残る、1909年に地元資本により建設され、藤田組や住友グループなどにより約10年操業が続けられた銅の精錬所跡で、2007年に経済産業省による『近代化産業遺産群33』に認定。
長らく何本もの煙突や構築物、カラミ煉瓦や犬島石が残されたまま廃墟と化していたが、それら精錬所の遺構の保存を図りつつ、100年近く放置された廃墟を蘇らせたのが、2008年3月31日に竣工した三分一博志の設計による敷地面積52,012㎡ 建築面積1,997㎡ 延床面積789㎡の 犬島精錬所美術館( 犬島アートプロジェクト「精錬所」)だ。
季節に応じて地中熱や太陽熱・煙突効果などを駆使して気流を生むなど、自然エネルギーを利用し風と光の空間を演出した三分一博志による環境建築と、三島由紀夫の松濤の家などをモチーフにした柳幸典の作品などを上手に遺構にコラボさせ、アートプロジェクトとして再生。
2009年4月10日に『島の宝100景』に選ばれると、2010年には JIA 日本建築大賞 に輝き、2012年には 第53回 BCS賞 も受賞している。
犬島精錬所跡 の 広告
美術館巡りというよりは、社会科見学のイメージだよ!
美術館の展示物だけでなく発電所跡や石切り場・トロッコ軌道跡など探検気分で犬島を満喫しよう! 青空が無いと煙突がある景観もカラミ煉瓦の遺構も魅力が半減するので晴天時に訪れよう! また事前に休館日や高速船の時刻表のチェックも忘れずにね!
カラミ煉瓦の構築物の風情ある景観に注目!
銅の精錬過程で出たスラグを直方体などに成形したカラミ煉瓦は、一つ一つに模様や色合いが異なる"顔"があり、これにより趣が増した構築物が独特の景観をつくり上げているよ!
伝説の最終回となった『西部警察』のロケ地だよ!
廃墟時の1984年には石原軍団による人気ドラマ『西部警察』の伝説の最終回『大門死す!男達よ永遠に…』のロケ地となっていて、この精錬所跡に犬島要塞のセットが組まれ、今じゃ考えられない派手な銃撃戦や3000万のセットを一瞬の爆破でスッ飛ばす大掛かりなロケが行われたよ!
犬島精錬所跡 の 魅力
犬島精錬所跡 の 見頃・おすすめ時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
犬島精錬所跡 の 基本情報
名称 | 犬島精錬所跡 |
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読み方 | いぬじませいれんしょあと |
英訳 | Inujima Refinery Ruins Inujima Seirensho |
郵便番号 | 〒704-8153 |
所在地 | 岡山県 岡山市東区 犬島327-4 |
駐車場 | なし ※宝伝港にあり |
お問合せ | 086-947-1112 |
公式HP | 犬島精錬所美術館 |
アクセス | 現在地 からの ルート と 所要時間 |
登録・指定 | 近代化産業遺産群 33 |
選定・表彰 | 日本建築大賞(2010年) BCS賞(2012年) など |