モネの庭（もねのにわ）とは？

高知県安芸郡北川村にある、印象派の巨匠 クロード・モネ の想いを高知の自然の中に再現した、1999年10月にマルモッタン美術館より『Jardin de Monet Marmottan au Village de Kitagawa（北川村「モネの庭」マルモッタン）』の名称を公式に贈られた日本で唯一の庭園。

工業団地の誘致に挫折した北川村が、光の画家モネが43歳の時に居を構え半生を過ごし、連作『睡蓮』など数多くの名作を生みだしたフランスのジヴェルニーとの交流の中から、本家モネの庭の庭園管理責任者の協力を仰ぎ2000年4月19日に開園した奇跡の庭園。

作庭家ではなく画家が作った庭とも言えるもので、園内にはモネの『睡蓮』を彷彿させる青い睡蓮を中心に赤や白･ピンク･黄色など300輪以上の睡蓮が咲く「水の庭」や、バラのアーチが印象的な色彩豊かな「花の庭」、そして2008年3月1日に海や山を借景に本家フランスには存在しない世界で唯一のモネの庭として「光の庭」が誕生した。

さらに2020年4月19日に、開園20周年記念事業としてこの「光の庭」が、より地中海の世界観が感じられる「ボルディゲラの庭」へと生まれ変わり輝きを増した。

その間、2017年3月8日に『四国八十八景』に選定。同年4月19日には、前年に全焼したレストラン「カフェ モネの家」と「手づくりパン工房」がリニューアルオープンしている。