修学院離宮とは?
京都市北東の比叡山麓に位置する、江戸時代の17世紀中頃に 後水尾上皇 の指示のもと幕府が造営した宮内庁所管の離宮。
以前は上御茶屋・中御茶屋・下御茶屋と呼ぶことが多かった上離宮・中離宮・下離宮 という3つの離宮を、田畑の中を行く玉砂利で低い松並木の道が繋ぐ、広さ54万㎡、東京ドーム11.5個分に及ぶ広大な面積を有する庭園。
中離宮の「客殿」にある、桂離宮の桂棚、醍醐寺の醍醐棚とともに "天下の三棚" "日本三名棚" と称される「霞棚」があることで知られる。
また春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と日本の四季の移ろいが感じられる庭園と、趣の異なる建築物の意匠やその造り、それらが織り成す景観と眺望が魅力で、特に借景として鞍馬・貴船・愛宕などの山々を取り入れた上離宮の「隣雲亭」からの眺望と、「浴龍池」に架かる一風変わった景観をつくりだす「千歳橋」の人気が高い。
修学院離宮の参観は、以前は往復はがきかネットでの事前予約が必須だったが、現在は若干ながら当日受付も可能。
修学院離宮 の 見どころ