新薬師寺とは?
奈良市高畑町にある、奈良時代に開創された官立寺院で 十二神将 が有名な華厳宗のお寺。別名「香薬寺」。
本瓦葺きの入母屋造の、元々は金堂ではなく転用建築物である 国宝 の本堂は、奈良時代の天平建築で、堂内中央の円形の壇上には御本尊の像高191.5cmの 国宝 の木造薬師如来坐像が安置されている。それを囲み外向きに立つ等身大の「塑造十二神将立像」は11躯が国宝で、"波夷羅大将"(文化庁名:宮毘羅大将)のみ地震で倒壊したため1931年の補作となる。
極彩色のCG画で話題となった "伐折羅大将"(文化庁名:迷企羅大将) は、500円切手のデザインにもなっており、アシュラーで知られる興福寺の阿修羅像とともに仏像ブームの火付け役となった。
その他境内には「南門」「東門」「地蔵堂」「鐘楼」の鎌倉建築物や、「香薬師堂」「竜王社」「実忠和尚御歯塔」「会津八一歌碑」などがある。
ちなみに新薬師寺という名は、同じ奈良にある本薬師寺とは異なり 薬師寺 とは全く関係ない。
新薬師寺 の 広告
十二神将は時計回りに廻ろう!
本堂に入ったら左に行き、大きさだけでなく瞳や表情・腕の振り・躍動感に注目しながら時計回りに廻ろう! 感動が大きく十二神将が活き活き見えるよ! 目を逸らさずに順に行くと宮毘羅で胸を刺され、柱をまたぎ現れる摩虎羅の眼差しに足が止まるよ!
バサラがメキラで、アンテラがバサラ!?
あれっ!?と気づく人はかなりの仏像マニア。実は塑造十二神将立像は、新薬師寺と文化庁とで名称が異なるので注意! 同じなのは頞你羅・毘羯羅・摩虎羅・真達羅の4つだけで、伐折羅⇒迷企羅、波夷羅⇒宮毘羅、宮毘羅⇒招杜羅、招杜羅⇒珊底羅、珊底羅⇒安底羅、迷企羅⇒因達羅、安底羅⇒伐折羅、因達羅⇒波夷羅と、非常に紛らわしい!
新薬師寺と薬師寺は全く関係ないよ!
薬師寺が新しくなって新薬師寺が…と思われがちだが、創建の由来も宗派も全く関係ないよ! ちなみに薬師寺は、藤原京にあった本薬師寺が遷都により平城京に移されたものだよ!
新薬師寺 の 魅力
新薬師寺 の 見頃・おすすめ時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月おたいまつ(修二会) | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
新薬師寺 の 基本情報
名称 | 新薬師寺 |
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読み方 | しんやくしじ |
英訳 | Shinyakushiji Temple |
宗派 | 華厳宗 |
郵便番号 | 〒630-8301 |
所在地 | 奈良県 奈良市 高畑町1352 |
駐車場 | あり |
お問合せ | 0742-22-3736 |
公式HP | 新薬師寺 |
アクセス | 現在地 からの ルート と 所要時間 |
登録・指定 | 国宝 国の重要文化財 |
選定・表彰 | 西国薬師四十九霊場 大和十三仏霊場 大和北部八十八ヶ所霊場 など |