徳島県観光ガイド大歩危峡

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Vol . 219

大歩危峡

Tokushima

徳島県

4つ星評価

大歩危峡

Presented By 星★聖

大歩危峡(徳島)

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大歩危峡をご覧の皆様へ

大歩危峡おおぼけきょうとは?

徳島県三好市の 剣山国定公園つるぎさんこくていこうえん 内を流れる吉野川中流域に位置する渓谷で、数キロ下流に続く小歩危こぼけとともに「大歩危小歩危」として有名な景勝地。2014年3月18日に 国の天然記念物 に、2015年10月7日には 国の名勝 に指定されている他、『四国のみずべ八十八カ所』『とくしま88景』にも選ばれている。

春の行楽シーズンに「鯉のぼり 秘境大歩危峡を泳ぐ」が開催される、国道32号沿いにある観光拠点「大歩危峡まんなか」より 大歩危峡観光遊覧船 が出ており、"船上から満喫する大歩危峡の渓谷美" としてスリル満点の舟下りでの景観が『四国八十八景』に選定されている。

また近くに1996年に開業した「ラピス大歩危」が2008年8月8日に道の駅となった「道の駅 大歩危」があり、石の博物館や約70体の妖怪が集まる妖怪屋敷などもある。

尚 "大股で歩くと危険"が詰まり大歩危となったというのは後の世の俗説で、断崖を意味する古語「ほけ・ぼけ」が変化し"おおぼけ"の読みが先行し、後に"大歩危"の漢字が充てられたというのが正しい由来とされる。

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大歩危峡見どころ

大歩危峡
大歩危峡

大歩危峡とは?

吉野川中流域に位置する"阿波の青石"と呼ばれる三波川変成岩の背斜構造が見られる舟下りで知られる景勝地で、"大歩危小歩危"として国の天然記念物や国の名勝に指定されている。

大歩危峡まんなか
大歩危峡まんなか

大歩危峡まんなか

観光遊覧船の発着場となっている「大歩危峡まんなか」。食事やおみやげの購入の他、ここから望む谷底の景色が素晴らしい。まずは駐車場より眼下を覗き込んでみよう!

鯉のぼり 秘境大歩危峡を泳ぐ
鯉のぼり 秘境大歩危峡を泳ぐ

鯉のぼり 秘境大歩危峡を泳ぐ

大歩危峡の舟下りの観光遊覧船は観光拠点となる「大歩危峡まんなか」より出航する。例年3月下旬の春休み~5月末まで開催される春の風物詩となっている「鯉のぼり 秘境大歩危峡を泳ぐ」のイベントは、乗船場となるこの場所に泳ぐ。舟に乗り込む前から、ダブルで気分も高揚しワクワクさせられる。

大歩危峡観光遊覧船の乗船場
大歩危峡観光遊覧船の乗船場

大歩危峡観光遊覧船の乗船場

川岸の乗船場へと下っていくと、想像以上に峡谷となっているそのロケーションに驚く。肌で感じられるゾクゾク感は、見下ろしていた時とは明らかに異なり心に変化が生まれる。

大歩危峡舟下りの始まり
大歩危峡舟下り 離岸

大歩危峡舟下りの始まり!

ロープが放たれ離岸してすぐに舟は旋回し、舳先を反転させると舟下りはスタートとなる。いよいよお楽しみの始まりだ! いざ大歩危峡へ!

大歩危峡まんなか展望所
大歩危峡まんなか展望所

見上げる「大歩危峡まんなか展望所」

駐車場から見た展望所は、わざわざ上るべくもないかな…というほどちんけな印象だったが、下から見上げてビックリ‼ こんなにリスキーな展望所だったとは…。

大歩危峡の鯉のぼり
大歩危峡の鯉のぼり

まさに"峡谷"!

"峡谷"とは"渓谷"よりもさらに狭く両岸が険しい崖…と言われるが、大歩危峡はまさに峡谷そのもので、舟が吸い込まれていく感じだ!

大歩危峡観光遊覧船による舟下り
大歩危峡観光遊覧船による舟下り

大歩危峡観光遊覧船による舟下り

大歩危峡を前に、ふと小学4年の時の祖谷出身の担任の先生の話が思い出された。よく授業中に"大歩危小歩危"という言葉を耳にしていたが、思い出されるのは溪谷の美談よりも霧や嵐の日の夜に危うく谷底に転落しそうになったとか、対向車と出くわすと待避所までガードレールの無い砂利道を延々とバックさせられヒヤヒヤしたなど、昭和の祖谷の厳しさ・過酷さばかりだった。

大歩危峡 観光遊覧船の船首席
大歩危峡 観光遊覧船の船首席

写真を撮るなら船首席に!

ツアー団体客と一緒だと、ちょっと頑張らないと取れない船首席も、タイミングをズラして違う船に乗ればラクラク奪取できる。写真を撮るなら、やっぱり船首席で!

大歩危峡舟下り
大歩危峡舟下り

迫りくる岩肌!

"四国三郎"と言われる川幅が日本で2番目に広いはずの一級河川の吉野川が、こんなにも狭いのか…と、河口の阿波しらさぎ大橋で見た眺めとのあまりの違いに驚く!

目まぐるしく変化する大歩危峡の眺め
大歩危峡

目まぐるしく変化する大歩危峡の眺め

とにかく次から次へと両岸の景色が流れて行き、岩の種類も色も形も変化が激しい。その中に所々大歩危峡の見所となっている岩があるのだが、多すぎて覚えきれない。

大歩危峡舟下り
大歩危峡舟下り

次々に現れる岩!岩!岩!

岩!岩!岩!…と流れゆく景色の変化が早すぎて、カメラを構えると個々の岩に集中してしまい、その間舟下り全体の雰囲気が楽しめずもどかしい。

大歩危峡舟下り
大歩危峡舟下り

まさに国の名勝にして国の天然記念物!

船頭さんの説明を聞きながらの舟下りとなるが、一回ではなかなかどれがどの岩で、何がどうなのか把握できない。ただ見るからにいろんな岩が集まっており、不思議な光景が続いていることだけは理解でき、ナルホド国の名勝にして国の天然記念物か…と納得! 以前は暗闇に奇岩が浮かび上がる神秘的なライトアップが行われたこともあった。

大きく傾いた岩
大きく傾いた岩

岩の傾き方が違う!?

一概には言えないが、ザクっと言えば大歩危と小歩危ではこの岩の傾き方が逆になっている。境界付近では、隆起によりせり上がるような形となっている。

大歩危峡観光遊覧船
大歩危峡 観光遊覧船

引き波でゆらゆら…

どこへ行ってもそうだが、舟下りをしていて対向船とすれ違う時には、引き波でゆらゆら揺れて、ただそれだけでなんとなくワクワクするものだ。

大歩危峡舟下り
大歩危峡舟下り

穏やかに進んで行く大歩危峡舟下り

比較的穏やかな流れを見せる吉野川。両岸の豪快な岩場の景色とは裏腹に、大歩危峡の観光遊覧船による舟下り自体はシートを持ち上げて水しぶきを防ぐような激流下りではなく実に穏やかに進んで行く。見所が多すぎて次々に現れる岩場ばかりに目が行ってしまうが、少し開けV字が緩やか所では心も穏やかとなり、目を移せば川面にできる波紋も美しく感じられる。

大洪水時の吉野川
大洪水時の吉野川

大洪水時の吉野川

「大歩危峡まんなか」の館内にあった一枚の写真。かつての大洪水時の写真だが、完全に観光遊覧船の船着き場は水没し、川面が異常に上昇しているのがわかる。舟下りの時は忘れていたが、吉野川は"日本三大暴れ川"の1つであり、大自然が牙をむくとこのような災害がいつ何時でも起こりうる。

大歩危峡舟下り
大歩危峡舟下り

生き残ってほしい"大歩危峡舟下り"

私が初めて舟下りを楽しんだ昭和の時代に比べ、令和の時代は観光客の減少や後継者不足、ホワイト社会による規制の強化やSNSの飛び火による風当りになどにより、1つ2つと全国の名物舟下りが姿を消している。この状況下で、大歩危峡の舟下りが末永く続いてくれることを切に願うばかりだ。

大歩危峡の3つのポイント

国の名勝にして国の天然記念物だよ!

渓谷美が楽しめる景勝地の大歩危小歩危。大歩危と小歩危での岩の傾き方の違いや、砂質片岩や礫質片岩・泥質片岩・緑色片岩など、色も形も異なる様々な岩を楽しもう!

消えゆく前に大歩危峡舟下りを体験しておこう!

まずは『四国八十八景』となっている大歩危峡舟下りを楽しもう! 物足りない人はラフティングやカヤックなどで大歩危峡を満喫しよう!

春の風物詩「鯉のぼり 秘境大歩危峡を泳ぐ」!

例年3月下旬~5月末まで開催される「鯉のぼり 秘境大歩危峡を泳ぐ」の時期に訪れよう!

大歩危峡魅力

温泉マイスター 星★聖(ほしたかし) 星★聖

大歩危峡見頃・おすすめ時期

1月  2月  3月鯉のぼり 4月鯉のぼり 5月鯉のぼり 6月  7月  8月  9月  10月  11月紅葉 12月 

大歩危峡基本情報

名称 大歩危峡
読み方 おおぼけきょう
英訳 Oboke-kyo
Oboke Gorge
郵便番号 〒779-5322
所在地 徳島県 三好市 山城町重実~上名
駐車場 あり ※大歩危峡まんなか / 道の駅大歩危 など
お問合せ 0883-76-0877(三好市観光案内所)
参考HP 大歩危峡観光遊覧船
アクセス 現在地 からの ルート所要時間
登録・指定 国の天然記念物
国の名勝
剣山国定公園
選定・表彰 四国八十八景
四国のみずべ八十八カ所
とくしま88景 など

大歩危峡カテゴリー

大歩危峡地図

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