福島関所跡とは?
長野県木曽郡木曽町にある、五街道の一つとなる 中山道 の37番目の宿場だった 福島宿 の東入口の関山山麓の木曽谷が狭まる木曽川の崖上に、江戸時代の1604年頃に設けられた関所で、箱根関・新居関・碓水関とともに厳重な取り締まりが行われたことで知られる 四大関所 に数えられる関所跡。
中山道の江戸と京都とのちょうど中間地点で、飛騨街道 との分岐点でもある交通の要衝に設けられ、主に江戸の治安維持と大名統制のために、江戸に持ち込まれる鉄砲と人質だった大名妻女が江戸から抜け出すことを防ぐ、所謂 "入鉄炮に出女" を厳しく取り締まった。
時代が変わり明治時代の1869年に関所が廃止されると、1895年に取り壊しとなり姿を消したが、1668年頃の古絵図をもとに1975年~と1990年~の2度の発掘調査が行われ、これにより礎石や石列等が正確に特定されたため、1992年に東西門や木柵が復元され史跡公園として整備された。
その間1979年3月13日に「福島関跡」として 国の史跡 となっていたが、2021年の3次調査でさらに中山道の遺構が確認され範囲が拡大された。
隣接して1977年に開館した関所の建屋を再現した「福島関所資料館」があり、手形や判鑑など当時の貴重な史料や武具類などが展示されている他、並びに島崎藤村ゆかりの「高瀬家資料館」がある。
福島関所跡 の 広告
箱根・新居・碓水と並ぶ四大関所の1つだよ!
東海道の箱根関・新居関、中山道の碓水関とともに四大関所と言われ、入鉄炮に出女・入女まで厳しく取り調べが行われたよ!
旅人となり福島関を抜ける感覚を味わおう!
国道と鉄道工事により大きく斜面が削られ往時の街道の姿は薄れているが、それでも谷が狭まる立地や国道から坂道を登り関所を抜ける旧中山道に、当時の面影が感じられるよ!
高瀬家資料館へも立ち寄ろう!
島崎藤村の姉の嫁ぎ先で、小説『家』のモデルで、"木曽路はすべて山の中である"で始まる小説『夜明け前』にも登場する高瀬家。武家で砲術指南役でもあり、また将軍献上の名薬『竒應丸』の製造を行った薬屋でもあり、武具や兵法書類、薬、そして藤村関係までユニークな資料展示が魅力だよ!
福島関所跡 の 魅力
福島関所跡 の 見頃・おすすめ時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月紅葉 | 11月紅葉 | 12月 |
福島関所跡 の 基本情報
名称 | 福島関所跡 福島関跡 |
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読み方 | ふくしませきしょあと ふくしまのせきあと |
英訳 | Fukushima Sekisho Fukushima-no-seki Fukushima Barrier Fukushima Checkpoint |
郵便番号 | 〒397-0001 |
所在地 | 長野県 木曽郡木曽町 福島5031-1 |
駐車場 | あり |
お問合せ | 0264-23-2595(福島関所資料館) |
アクセス | 現在地 からの ルート と 所要時間 |
登録・指定 | 国の史跡 |
選定・表彰 |