黒崎教会とは?
長崎県長崎市上黒崎町の、角力灘(すもうなだ)を望む高台にそびえる、隠れキリシタンの里として遠藤周作の代表作である『沈黙』の舞台にもなったカトリック教会。
1870年に仮聖堂が建てられていたが、1879年に隣町の出津地区に赴任した、フランス人カトリック宣教師マルク・マリー・ド・ロが発起・設計し、1897年より造成工事を開始するも建物の建設は進まず中断。
その遺志を受け、1918年に岩永信平神父により着工、バルブ神父に引継がれ1920年に完成。
間口約14m 奥行約40mの桟瓦葺き切妻屋根の、約161坪の赤レンガ造りの平屋で、奥行きの長さと内部の三廊式のゴシック様式のリブ・ヴォールト天井(コウモリ天井)が特徴的。