源義経像とは?
徳島県小松島市芝生町の、「とくしま88景」に選定されている標高約20mの「旗山(はたやま)」に1991年7月に建てられた、全高6.7m 頭頂5.35m 幅4.4m 奥行2.15m 重さ5.5tの、騎馬像としては日本一の高さを誇る、牛若丸・遮那王・九郎などの名でも知られる源義経の銅像。
寄贈者である尾崎俊二の機転にて、鋳物の町として知られる富山県高岡市にある竹中製作所よりの、大きいが故のトンネル輸送問題をクリア。さらに馬を立たせた騎馬像としたことにより、"麓からも見える像にしたい"という高さへのこだわりを見事実現している。
1185年の源平合戦の「屋島の戦い」に際し、暴風雨をおし摂津国の渡邊津より、わずか5艘150騎で出航を強行した義経が、阿波国勝浦の尼子ヶ浦に上陸し、源氏の旗である白旗を掲げ決起を促したとされるのがこの旗山。
この後、新居見城城主 近藤六親家の導きにて、決戦の場となった屋島に陣取っていた平家の背後を奇襲し大勝する。
旗山から義経が進軍した道程には、いくつもの史跡や文化財が点在し、約10kmにわたり「義経ドリームロード」という散策路が設けられており、毎年2月には旗山を発着点とした健康ウォークイベント「義経夢想祭」が行われている。
源義経像の見所
源義経公之像
正式な銅像の名称は「源義経公之像」となっており、工期は1990年10月1日に着手、1991年7月吉日完了となっている。
源義経 像
勧進帳で知られる安宅の関や、下関の壇ノ浦古戦場、伊豆の修善寺温泉の指月殿のそばにも義経の像はあるが、このような騎馬像の銅像は珍しい。
義経ドリームロード
平家の意表を突き、神がかり的な進軍をみせた義経。その義経が辿った小松島エリアの道のりが散策路となり「義経ドリームロード」と呼ばれている。
史跡 旗山
標高わずか20mの山だが、立派な山である。天保山と日本一の低さを争う弁天山もそうだが、徳島にはこういうちっちゃな偉大な山があって面白い。
像高とトンネル輸送問題
麓からも見える像にしたいという高さへのこだわりと、高岡にある抜けられないトンネル問題を解決したのが、寄贈者である尾崎俊二の機転だった。
のどかな田園風景
源義経像の建つ旗山の山頂からは、小松島ののどかな田園風景が望める。今でもそうだが、こんな山でも白旗を掲げれば十分見える。
日本一の義経の騎馬像!
義経の騎馬像は珍しく貴重。しかも騎馬像としては日本一の高さを誇っているよ!
とくしま88景の歴史に名を残す旗山!
わずか20m程の標高だが、歴史に名を残す山で、山頂からはのどかな田園風景が望めるよ!
馬を立たせるという機転で解決!
現地で馬を立たせることで、麓からも見える像高とトンネル輸送の問題を解決したんだよ!
源義経像 編