奥祖谷二重かずら橋とは?
徳島県三好市東祖谷菅生の、「男橋女橋」「夫婦橋」とも呼ばれる奥祖谷地区を流れる祖谷川に架かる有料のかずら橋で、その名の通り全長44m 高さ11mの「男橋」と、全長22m 高さ7mの「女橋」の2つの橋からなる。
かつて生活道として利用されていた祖谷十三橋のひとつで、その昔、1185年の志度合戦に敗れた平家一族が、剣山の馬場に通うために架設したと伝わる。
祖谷川の源流である丸石谷川とともに四国のみずべ八十八カ所にも選定されており、現在は観光用途の他、「奥祖谷かずら橋キャンプ場」への通路として利用されている。
女橋の上流には、昔ながらの人力でロープを引き寄せながら谷を渡る「野猿」があり、誰でも体験できる他、祖谷川に平行して走る国道439号線沿いには「丸石パークランド」があり、名物の「祖谷そば」が味わえる。
奥祖谷二重かずら橋の見所
奥祖谷二重かずら橋
全長44mで高さ11mの男橋と、全長22mで高さ7mの女橋。至近距離に2つのかづら橋が架かる、なんとも贅沢な光景を目にすることができるのが、ここ「奥祖谷二重かずら橋」の最大の魅力だ。はるばる山奥まで足を運んだかいがあるというものだ。そして何も知らずに訪れた人を喜ばせているのが「野猿」と「祖谷そば」だ。どちらも山奥のこのロケーションを満喫できるもので、嬉しさ倍増そのまた倍という感じ。特に野猿は思わず童心に帰る。
貴重なかづら橋
日本三奇橋の「かずら橋」が、観光化され過ぎて、がっかりスポットと化してしまった感が否めないだけに、この「奥祖谷二重かずら橋」の存在は貴重だ!
男橋
うねりがあるのが「男橋」の特徴。高さもあり、揺れもなかなかで、これぞかづら橋という感じ。ツアー客も来ないので、じっくりと楽しめる。
先人の知恵
新緑にかづら橋が浮かび上がり、実に美しい。先人の知恵とはいえ、最初にかづらを使って橋を架けた人は、どんな人だったのか?会ってみたくなる。
男橋と女橋
樹木が茂り奥の男橋が見えにくく、2つのかずら橋がきれいに納まるショットは難しかった。2つ見えてこそ、「奥祖谷二重かずら橋」という訳なのだが…
野猿
ここで野猿に出逢うとは…。若い人は勘違いするかもしれないが、野生の猿じゃない。初めて乗ったのは、谷瀬の吊り橋を渡りに十津川村へ行った時だったかと…
そこそこ体力が必要
自分を乗せ自分の腕で引くわけで、進みだせばそれほど力はいらないが、最後の上りはキツイので体力に自信の無い方は注意!それにしても野猿からの眺めは実に風流だ!
2つのかづら橋が写るショットを撮ろう!
樹木が茂りなかなか難しいが、2つのかづら橋が写ってこそ奥祖谷二重かずら橋だよ!
ナメると大変、体力に自信の無い方は注意!
野猿は3名まで乗れるが、子供を乗せ力尽きて立ち往生しないように注意!
名物の「祖谷そば」を食べよう!
民謡の名人がいる丸石パークランドで「祖谷そば」を味わおう!
奥祖谷二重かずら橋 編