森の学校 キョロロとは?
新潟県十日町市松之山の、ブナ林に囲まれた里山のど真ん中にある、産学官民の協働により、地域を知り地域の宝を研究し、それを展示・活用することにより今までにない地域づくりを目指す、市民主体の一風変わった科学館。正式名称を「十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ」という。
越後の里山を舞台に3年に1度開催される「大地の芸術祭」の2003年度の出品作として、建築家の手塚貴晴・手塚由比夫妻の設計により造られた建物で、2003年7月に「松之山町立里山科学館」としてオープン。2005年4月の市町村合併に伴い「十日町市立里山科学館」となる。
錆びの被膜が独特の色合いを見せるコールテン鋼の外観が印象的で、全長160mのL字型の建物内部には、地元出身の昆虫学者 志賀夘助(しがうすけ)の約3800点にも及ぶ世界の蝶コレクションの標本の他、昆虫や植物など自然豊かな松之山の魅力と不思議が楽しく展示されている
また高さ34mの塔にある展望台からは、近くにある「美人林」をはじめとした、緑豊かで開放的な四季折々の松之山の眺めが楽しめる。
森の学校 キョロロの見所
キョロロの塔の展望台からの眺め
キョロロの塔にある展望台からの眺め。四季折々の眺めが楽しめるが、夏場の眺望は清々しく最高だ。松之山地域を一望でき、実に里山らしい眺めが満喫できる…が、展望台まではひたすら階段を上らなければならない。おまけに夏場は閉ざされたサウナのような空間となっている。でもこの空間が光のアート展示となっているので、それがせめてもの救いだ。ただし展望台からの眺めは素晴らしいが、展望台はいわゆる展望台と言える程のものではないので、過度の期待はしないこと!
標本
松之山の里山に生息する昆虫たちが勢揃いする標本。昆虫好きにはたまらないらしく、子供たちは見入っているが、私は…
斬新なレイアウトの展示
思わずオォ~と声が出た、実に斬新なレイアウトのホール。昆虫好きでなくとも興味が湧くが、中には怖がり逃げ出す子もいる。
光のアート展示
赤と青の発光ダイオードによる光のアート展示となっているキョロロの塔の内部階段。かなり暗く幻想的な感じだが、夏場の暑さは半端ない。
子供の夏休みの研究課題にいいぞ!
昆虫や植物など里山の生き物が勢揃いで、子供の夏休み研究に最適。特に世界の蝶コレクションは凄い!
体験イベントに参加しよう!
里山の生き物探検や木工体験などの体験イベントを、事前にチェックし予約してから訪れよう!
大地の芸術祭の開催年に訪れよう!
3年に1度開催される「大地の芸術祭」に合わせて訪れるのがおすすめ!
森の学校 キョロロ 編