熊野那智大社とは?
和歌山県の那智勝浦町の北東部にそびえる那智山にある、「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」とともに熊野三山と称され、那智大滝や吉野山などとともに『紀伊山地の霊場と参詣道』として、2004年に世界文化遺産に登録されている神社。
人と人との縁や願いを結ぶ「結宮(むすびのみや)」として信仰が厚く、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神とし、合わせて熊野本宮大社の家都御子大神(けつみこのおおかみ)、熊野速玉大社の熊野速玉大神(くまのはやたまおおかみ)などの熊野権現を祀る。
「蟻の熊野詣」と言われたほど、皇室をはじめ古くから大勢の参詣客で賑わった社で、「大門坂」がある中辺路など熊野へと通じる幾つかの参詣ルートが「熊野古道」と呼ばれ有名。隣接して建つ「青岸渡寺」は、かつての如意輪堂が廃仏毀釈を免れ復興したお寺で、西国三十三箇所観音霊場の第一番札所となっている。
毎年7月14日に「那智の火祭」として親しまれてきた、2015年に国の重要無形民俗文化財に指定された「那智の扇祭り」が執り行われる。
熊野那智大社の見所
熊野那智大社 案内図
もともと那智の滝を中心とした一大修験道場だった所で、熊野那智大社のすぐ隣に青岸渡寺があり、全国でも神仏習合の名残が一番身近に感じられる場所かもしれない。
参道に建つ鳥居
本参道の石段の途中に、朱の鳥居が建つ。熊野古道を歩かず、クルマで楽して山を登ってきた人も、これ位は自分の足で上っていこう!
祭事に合わせて行こう!
毎年7月14日に、2015年に国の重要無形民俗文化財に指定された「那智の扇祭り(那智の火祭)」が執り行われる。この他6月の紫陽花祭や11月の紅葉祭などもおすすめだ!
那智の樟
平重盛のお手植えと伝わる、樹齢850年の幹周8.5m 樹高27mの御神木のクスノキ。1958年4月に、県の天然記念物に指定されている。この他、山桜の名木や枝垂桜などもある。
熊野那智大社
熊野那智大社は、熊野三山の中で滝宮の分だけ一柱多く祀られている。隣接する霊場の青岸渡寺や、元々社殿があり滝を崇め祀っていた那智大滝など見所多し!
世界遺産
2004年7月7日に、『紀伊山地の霊場と参詣道』の3つの霊場の一つである熊野三山の登録資産として、世界文化遺産に登録されている。
祭事に合わせて訪れると、2倍楽しめるよ!
7月14日の例大祭(那智の扇祭り/那智の火祭)の他、6月の紫陽花祭や11月の紅葉祭もおすすめ!
垣間見える御本殿の空気感と熊野造の建築美に注目!
玉垣内に山を背に建ち並ぶ御本殿は、熊野造と言われる独特の建築様式だよ!
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熊野那智大社 編