広島城とは?
広島県広島市中区の広島市中央公園内にある国の史跡で、名古屋城・岡山城とともに日本三大平城と言われる名城。2006年4月6日には『日本100名城』にも選定されている。
かつての地名より「鯉城」(りじょう)と呼ばれ、内堀や本丸・二の丸・三の丸の一部が残り「広島城址公園」として整備されている。
毛利輝元により1589年より築城がはじまり、1599年に完成。五重の大天守と2つの三重小天守による複合連結式の見事な天守群を誇った城で、以後 福島正則や浅野家12代の居城とされてきたが、1874年に廃城。
日清戦争時の1894年9月13日には、本丸に大日本帝国軍の大本営が置かれ、明治天皇も移られ指揮にあたったため国の中枢的な役割も果たし、1931年には旧国宝にも指定されていたが、1945年の原爆にて倒壊。
戦後1956年秋に、広島市民球場近くにあり原爆で焼失していた「広島護国神社」が本丸に造営されると、1958年3月26日には天守が再建され、6月1日に「広島城郷土館」としてオープン。その後、1989年の築城400周年に合わせ、二の丸の復元などとともにリニューアルが行われ、現在の「歴史博物館」となった。