北海道旅行観光ガイド『ウトロ温泉
ウトロ温泉 Vol . 32
ウトロ温泉
(北海道 斜里郡斜里町)
‐ Hokkaido ‐
北海道
Presented By 星★聖
ウトロ温泉(北海道 斜里)
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ウトロ温泉の評価
ウトロ温泉の評価
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■ ウトロ温泉とは?

 知床国立公園の入口にあたる、北海道の斜里町にある温泉地で、2005年7月に日本で3番目の世界自然遺産に登録された知床の観光拠点となる温泉地。ナトリウム-塩化物泉やナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉などの泉質の湯を、ホテルや日帰り入浴施設などにより、様々な形態のお風呂にて楽しめる。
 毎年2月~3月には、知床ファンタジアが、知床八景のひとつであるオロンコ岩の特設会場にて開催され、メインイベントであるオーロラファンタジー目当ての多くの観光客で賑わう。
ウトロ温泉のPR
おすすめシーズン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
知床ファンタジア
オホーツクの海に沈む夕陽を望むウトロ温泉の露天風呂は最高だよ!
春夏秋冬、季節で変わる知床八景オロンコ岩の景色を楽しもう!
毎年2月~3月に開催されるオーロラファンタジーはイチオシだよ!
~ ウトロ温泉 編 ~ 温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)
ウトロ温泉の見所
夏のオロンコ岩 プユニ岬からの眺め オーロラファンタジー
夏のオロンコ岩 プユニ岬からの眺め オーロラファンタジー
海沿いを走る国道334号線から望む、光輝くオホーツクの海に照らされ浮かび上がる、知床八景オロンコ岩の景色。 ウトロから知床自然センターへ向かう途中にある、知床八景のひとつプユニ岬からの眺め。 毎年2月~3月にかけて、ウトロ温泉にて開催される知床ファンタジアのメインイベントであるオーロラファンタジー
冬のオロンコ岩の夕暮れ 流れ着く流氷 知床寿司
冬のオロンコ岩の夕暮れ 流れ着く流氷 知床寿司
流氷に覆われたオホーツクの海と、夕焼けが美しいオロンコ岩の景色。冬の知床を代表する景観のひとつ。 真冬の知床の海は、どこまでも流氷が続く。夏とは全く異なる景色と、流氷ウォークなど冬ならではのオホーツクの海が楽しめる。 知床の海の幸がてんこ盛りで味わえる、知床寿司の知床丼。知床に来たら是非食べておきたい。
ウトロ温泉の地図
基本情報
■名称:ウトロ温泉
■読み方:うとろおんせん
■ホームページ:
■所在地:北海道斜里郡斜里町ウトロ東
■問合せ:0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
観光情報
北海道グルメ情報
星★聖の名勝・史跡探訪記 『ウトロ温泉』 編

オホーツクを望む露天風呂!

2005年7月、日本で3番目の「世界自然遺産」に登録された「知床」は、世界遺産登録を期に観光客が増加し、さらに賑わいを見せるようになりました。

北海道の東端、オホーツク海に面し、大自然が残るこの知床の地は、長い間「秘境」と言われ、知名度のわりには、アクセスに難があることもあり、なかなか足が向きにくい土地でもありました。

そこが、この大自然がそのままに生き続ける源泉ともなっており、知床の知床たる良さでもあるのですが、そんな知床半島にあって、中心的な町となっているのが、この『ウトロ温泉』がある、「ウトロ」の町です。

オロンコ岩が印象的なこのウトロの町は、北海道のニセコ町、滋賀県のマキノ町、群馬県のスバル町などと同じく、カタカナ表記が正式な地名となっていますが、「宇登呂」と漢字で書かれたりもします。

夏は「知床峠」や「知床五湖」へと続く、知床の大自然への表玄関として、冬は、オホーツクの海を埋め尽くす「流氷」や町に下りてくる「エゾシカ」、そして一大スペクタルである知床ファンタジアの「オーロラファンタジー」が楽しめる町として、四季を通じて賑わいをみせる町となっています。


「夕陽台の湯」と「しれとこ自然村」

別名「知床温泉」とも言われるこのウトロ温泉は、あまり知られていませんが、歴史ある温泉地というわけではなく、開湯したのは、実に1970年代になってからのことでした。

歴史が浅い、非常に新しい温泉地であるウトロ温泉なのですが、オホーツクを一望できる絶景の「露天風呂」と、含重曹食塩泉含ホウ酸食塩重曹泉などの、肌に効果的な「泉質の良さ」から、人気のある温泉地となっていきました。

そんなウトロ温泉には、ウトロ港周辺のホテルや旅館が集まった地区以外にも、山の中腹などにも、見晴らしの良い露天風呂がいくつか点在しており、そんな中で、人気となっているのが、日帰り入浴が楽しめる、木々に囲まれたロッジ風で、設備が整った温泉施設である、「夕陽台の湯」です。

この夕陽台の湯は、その名が示すとおり、オホーツクを望む露天風呂から、沈みゆく夕陽が拝めることがウリな施設で、隣接するキャンプ場の人達で、ハイシーズンには、入湯規制が行われるほどの賑わいをみせます。

オホーツクの景観は、時期によっては見えにくい時もありますが、キャンパーやツーリング族が利用するには格好の施設となっており、ウトロ市街のホテルや旅館に宿泊の方でも、わざわざ、この景観見たさにここを訪れる方がいるとのことです。

そんな夕陽台の湯ですが、わたしが個人的にオススメしたいのは、ウトロ温泉よりやや北上し、国道を少し登ったところにある、「しれとこ自然村」の露天風呂です。

夕陽台の湯とは、180度異なり、ポツンと高台に位置するこの温泉施設は、ライダーハウス的なアットホームなところで、宿泊も出来る施設となっています。

何といってもここのすばらしいところは、その天然露天風呂で、加水・加温・ろ過・循環・消毒等一切行なわれていない、湯元ならではの100%かけ流しのお湯が楽しめるということに加え、これぞ絶景!というオホーツクの眺めが開けているところです。

このしれとこ自然村は、冬季も営業している為、テレビの旅番組でよく出てくるような、湯舟の周りの雪をかき入れ湯温を調節しながら、満天の星空を楽しむ・・・なんていう、情緒豊かな温泉気分を味わうこともできます。

わたしは、真冬に、このしれとこ自然村の天然露天風呂に出会い、一発でやられてしまいました。

まさに、大自然に囲まれている感じのする雰囲気といい、静かな時の流れといい、アットホームでとても気持ちの良いスタッフのみなさんといい、ここはウトロ温泉のホテルや旅館では味わえない、素朴で自然なお湯がたっぷり楽しめ、わたしの中では、格別な存在となっています。

ただし、このしれとこ自然村の天然露天風呂は、はじめに言ったように、近代的で設備の整ったキレイな温泉施設を求める方には全く向きませんので、訪れる前に、充分理解した上で訪れてみてください。

この2つの露天風呂、全く異なるイメージですが、どちらもすばらしい温泉施設ですので、是非とも、ウトロ温泉に訪れた際には、立ち寄ってみてください。


なんと言っても知床寿司!

そんなステキなお湯が楽しめるウトロ温泉ですが、ウトロ温泉が人気となった背景には、露天風呂のロケーションや泉質の良さと、もう1つ、知床ならではの、鮮度抜群の「海の幸」が味わえることが挙げられます。

ツアー観光客の中には、温泉よりもこちらが目当て!・・・と言う方も少なくないという、このウトロ温泉で味わえる海の幸は、どこも新鮮なうえにボリューム感たっぷりの豪快な盛り付けで、しかも格安という、まさに三拍子そろったものとなっています。

なかでも、知床の海の幸がてんこ盛りで味わえる「知床寿司」の知床丼は人気で、昼夜を問わず、ツーリング仲間から、ご年配の方々まで、たくさんの方が食していきます。

とにかくネタの鮮度が違い、丼でも握りでも美味しい知床寿司は、ウトロの港であがった寒流ネタを中心に、タラバガ二、ウニ、ぼたんエビ、イクラ、真イカ、ホタテ、ホッキ貝、真ツブ・・・などの、知床ならではの新鮮な魚介類が、惜しげもなく次々と盛られています。

見るからに、ひと味違うこの知床寿司は、とにかく美味しい!のひと言ですので、是非食べてみてください。

観光客の増加とともに、自然遺産の破壊も少々気になる知床ですが、オホーツクを望む露天風呂と、美味しい知床の海の幸を食しに、ウトロ温泉を訪れてみてください!
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