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大分県旅行観光ガイド『宇佐神宮』 |
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Vol . 61 |
宇佐神宮 |
(大分県 宇佐市) |
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‐ Oita ‐ |
大分 |
Presented By 星★聖 |
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宇佐神宮(大分 宇佐) |
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■国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』
> 宇佐神宮 |
宇佐神宮をご覧になるにあたって |
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■ 宇佐神宮とは?
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大分県宇佐市にある、伊勢神宮に次ぐ皇室第2の宗廟にして、全国40,600社ある八幡社の頂点に位置する総本宮。
本殿のある上宮の一之御殿には、八幡大神こと応神天皇が祀られ、二之御殿には、比売大神こと宗像三神が祀られている。三之御殿には、応神天皇の御母である神功皇后が祀られており、下宮には、三柱の御分神が祀られている。参拝方法は、2礼4拍手1礼となる。 |
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おすすめシーズン |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
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お花見 |
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とにかく広い境内に圧倒されるが、最低限上宮・下宮・若宮神社は参ろう!
参拝方法は、2礼4拍手1礼となるので注意!
下宮参らにゃ~片参り!となるので、くれぐれも見るだけで帰らぬように! |
~ 宇佐神宮 編 ~ |
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基本情報 |
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■名称:宇佐神宮 |
■読み方:うさじんぐう |
■ホームページ:宇佐神宮 |
■所在地:大分県宇佐市南宇佐2859 |
■問合せ:0978-37-0001 |
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星★聖の名勝・史跡探訪記 『宇佐神宮』 編 |
全国の4万社を超える八幡宮の頂点!
大分県の国東半島、謎多き場所として知られる国東半島ですが、ちょうどその付け根部分にあたるところに、全国にその名が知られる、ひとつの由緒ある神社があります。
「伊勢神宮」に次ぐ、皇室第2の宗廟にして、全国4万社以上ある「八幡宮」の頂点に位置する総本宮とされているその社が、この『宇佐神宮』です。
一般的には、「宇佐八幡」とか「宇佐八幡宮」と呼ばれることが多いのですが、正式名称は、宇佐神宮となります。
古くから皇室ゆかりの神宮として知られ、奈良時代には、この宇佐神宮のお告げが、天皇家並びに国政に多大な影響を与えていました。
今では知らない人はいないくらい有名な、あの奈良「東大寺」の大仏造営時にも、この宇佐神宮のお告げが大きく影響したとされており、今では考えられないような大事業が、この神宮のお告げにより左右されていました。
境内に溢れる神社の数々
宇佐神宮の境内には、本殿がある「上宮」と「下宮」以外に、たくさんの神社が点在しています。
若宮五神を祭る「若宮神社」をはじめ、「太宰府」で有名な菅原道真公を祭る「天満神社」や、全国あちこちでその名を聞く、「春日神社」、「住吉神社」、「八坂神社」などがあります。
この他、「春宮神社」、「亀山神社」、「水分神社」(みくまりじんじゃ)、「護皇神社」(ごおうじんじゃ)、「宇佐祖神社」、「大元神社」、「大尾神社」、「黒男神社」(くろおじんじゃ)などなど、たくさんの神々が祭られており、馴染みある名前の神社のほとんどが、ここに集結している感じです。
また、現在は、その伽藍の跡だけしか残っていませんが、かつて聖武天皇の勅願寺でもあった「弥勒寺」という神宮寺も、この宇佐神宮の境内にありました。
江戸時代に廃寺となり、その後、伽藍も災害で無くなってしまいましたが、伽藍の跡を見るだけでも、立派なお寺だったことが、容易に想像できます。
宇佐神宮参拝の際には、上宮・下宮だけでなく、参道のあちこちに点在する神社にも、立ち寄ってみてください。
3つの御殿、八幡三神
宇佐神宮の創立は725年で、聖武天皇により、御殿が造営されました。
御殿には、「八幡大神」(応神天皇)が祀られていますが、それ以前の571年に、応神天皇の御神霊が、八幡大神として、この宇佐の地にその姿を現した・・・というのが、この宇佐神宮の謂れとされています。
現在、宇佐神宮の本殿がある上宮・下宮には、それぞれどちらにも、同じ三柱が祀られています。
「八幡三神」とよばれるこの三柱は、宇佐神宮の御祭神で、横一列に並んだ3つの御殿に、それぞれの神が祀られています。
一之御殿には、「八幡大神」こと「応神天皇」が、二之御殿には、「比売大神」(ひめのおおかみ)こと「宗像三神」が、三之御殿には、応神天皇の御母である「神功皇后」が祀られています。
この宇佐神宮の御祭神である三柱は、同時期に祀られたものではなく、前述の通り、創立時の725年には、八幡大神だけが祀られていました。
その後、731年に比売大神が、823年に神功皇后が、それぞれ二之御殿、三之御殿に鎮座し、今ある宇佐神宮の姿になったと言われています。
伊勢神宮・明治神宮・橿原神宮と通ずるものが・・・
この宇佐神宮を参拝して思ったことは、「伊勢神宮」や「明治神宮」、それに奈良の「橿原神宮」(かしはらじんぐう)などと同じような空気が、ここにも漂っていることでした。
周囲とは明らかに異なる世界が、ここ宇佐神宮にも開けており、参道を奥に進むにつれ、その色合いは増して行きます。
広大な境内の、きれいに整備された参道を、右に左に折れながら進むうちに、徐々に深深とした空気が漂っていきます。
それまで普通に見上げていた樹木が、自分を包み込んでくるような感じがし、自らが聖域に足を踏み入れたことを実感するとともに、心が洗われていくような感じがしていきます。
本殿までの参道の途中には、「皇族下乗」の立て札が立っており、そこから見上げた先の丘には、さらにピーンとした空気が漂っています。
皇族であれ、ここから先は、自らの足で階段を上って行くのか・・・と思うと、さらに身も引き締まっていきます。
参拝にあたって、この本殿までの道のりは、自らの気持ちを切り替えるには必要な時間と距離であり、そこが、伊勢神宮や橿原神宮などとともに、この宇佐神宮に感じる独特の世界なのか・・・とも思いますが、明らかに他の神社を参拝する時とは、気持ちもその様相も異なります。
小高い丘を上り、上宮に着き社殿の中を伺うと、八幡造りと言われる社殿の建築様式が見てとれます。
一般的な木造建築では、雨漏れなどの心配から、あまり行われない、切妻屋根が谷をなして前後に連なるというこの建築様式は、前殿と奥殿とで、昼と夜、神さまが移動するという、独特の造りとなっています。
参拝の折には、その社殿の造りにも注目してみてください。
ちょっと変わった、2礼4拍手1礼!
そんな宇佐神宮で特徴的なのが、全国でも珍しい、その拝礼方法です。
通常、神々への拝礼は、2礼2拍手1礼というのが一般的ですが、この宇佐神宮では、2礼4拍手1礼という、とても珍しい拝礼が決まりとなっています。
仕事がら、2礼2拍手1礼は、よく行っていましたが、4回手を打ったのは、ここ宇佐神宮が初めてでした。
この2礼4拍手1礼のルーツは不明とのことですが、この宇佐神宮の上宮を参拝するまで、2礼2拍手1礼以外の拝礼方法があることすら知りませんでしたので、ちょっと驚きました。
実は、「伊勢神宮」や「弥彦神社」、「出雲大社」も、この2礼4拍手1礼が拝礼の決まりとなっているのですが、まだ学生だったということもありますが、恥ずかしながら出雲大社も弥彦神社も最初にを訪れた時は、そのことを知らずに参拝を済ませていたようです。
若気の至りとはいえ、本来なら10年以上前に知っていたはずのことを、長らく知らずに過ごしてしまいました。
格式高き境内にある蒸気機関車
この格式高き宇佐神宮の境内には、一見場違いに思える小型蒸気機関車が、飾られています。
神社と機関車、しかも八幡宮の頂点にあたるこの格式高き神社の境内に、なんでまた・・・と思いつつ説明を読んでみると、その昔、1916年~1965年まで、この宇佐神宮から、JRの宇佐駅を経由して豊後高田までの8.8kmの間を、「宇佐参宮線」という路線が通っており、その時走っていたのが、この機関車とのことでした。
とてもコンパクトなこの機関車は、ドイツのクラウス社製のもので、1891年に造られた機関車で、もとは旧国鉄で、博多~久留米間を走っていた機関車とのことでした。
わたしは、鉄道マニアではないので、この機関車が、どれ程のものなのかはわかりませんが、神社の境内に、しかも全国4万社以上ある八幡宮の頂点に位置する、この宇佐神宮の境内に展示されているということが、ちょっとミスマッチであり、とても面白く感じられました。
宇佐神宮では、「夏越し祭り」や、「仲秋祭」(ちゅうしゅうさい)、「新嘗祭」(にいなめさい)など、毎年主な祭典だけでも、20を超える儀式が執り行われいます。
この宇佐神宮ならではの儀式も多く、とても珍しいものもあります。
そんな大分県の、謎多き国東半島の付け根にある、格式高き宇佐神宮、かつて、日本をも動かしたこの宇佐神宮に、みなさんも一度訪れてみませんか。 |
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宇佐神宮(大分 宇佐) |
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