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福島県旅行観光ガイド『五色沼』 |
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Vol . 13 |
五色沼 |
(福島県 耶麻郡北塩原村) |
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‐ Fukushima ‐ |
福島 |
Presented By 星★聖 |
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五色沼(福島 裏磐梯) |
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■国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』
> 五色沼 |
五色沼をご覧になるにあたって |
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■ 五色沼とは?
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磐梯朝日国立公園内の福島県の裏磐梯にある、青や緑、赤など特徴的な色合いを見せることから人気の観光地となっている湖沼群。1888年7月15日に起きた磐梯山の水蒸気爆発により、山が崩壊し、泥流が川を堰き止め、窪地に水が貯まり誕生したもので、「毘沙門沼」「赤沼」「みどろ沼」「竜沼」「弁天沼」「青沼」「るり沼」「柳沼」など大小数十の湖沼からなる。約3.6kmに及ぶ「五色沼自然探勝路」が整備されており、ハイキングを楽しむ観光客で賑わいを見せる。 |
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おすすめシーズン |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
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初めての方には、五色沼入口からの早朝の五色沼散策を!
二度目の方には、時間帯を変えての桧原湖側からの散策がおすすめ!
沼の名称と色を一個一個確認しながら、マップと照合しながら見ていこう! |
~ 五色沼 編 ~ |
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基本情報 |
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■名称:五色沼 |
■読み方:ごしきぬま |
■ホームページ:五色沼 |
■所在地:福島県耶麻郡北塩原村桧原 |
■問合せ:0241-32-2349(裏磐梯観光協会) |
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星★聖の名勝・史跡探訪記 『五色沼』 編 |
刻々と変化する不思議な水面
福島県のほぼ中央部にある、「猪苗代湖」(いなわしろこ)を望む山といえば、「♪会津磐梯山は~宝の山よ~」の民謡で知られる「磐梯山」(ばんだいさん)ですが、その磐梯山の北側に、裏磐梯と呼ばれるアウトドアのメッカとして知られる地区があります。その裏磐梯にあって、「桧原湖」(ひばらこ)と並び、多くの観光客を魅了する観光スポットとなっているのが、ここ『五色沼』(ごしきぬま)です。
五色沼は、1888年7月15日に起きた、磐梯山の水蒸気爆発により、山が崩壊し、泥流が川が堰き止め、窪地に水が貯まり生まれた沼の集まりで、大小様々な実に特徴的な沼が集まっています。「毘沙門沼」「赤沼」「みどろ沼」「竜沼」「弁天沼」「青沼」「るり沼」「柳沼」・・・と、数えていくと、五色沼の名とは裏腹に、ゆうに5つは超えてしまう湖沼郡で、地図を見てみると、実に多くの沼がこの一帯に点在していることがわかります。
そんな五色沼ですが、五色沼が全国に知られるようになったのは、この点在する沼の数の多さではなく、ひとつひとつの沼が持つその表情、個性的な輝きにあります。それぞれの沼が、季節や天候、時間帯によって、エメラルドグリーンやコバルトブルーなど、さまざまな色を放ち、またこれが変幻自在に変化して行くことが、この五色沼の最大の魅力です。よく太陽の位置によって、一時的に色がついて見える沼がありますが、この五色沼は、誰がいつ訪れても、表情こそ違え、常にその不思議な色合いを楽しむことができる、そんな場所となっています。その光景は、実に不思議なもので、流れ込む水源が同じでも、隣り合う沼どおしが、それぞれ全く違う色の輝きを見せたり、同じ沼でも、部分部分で色が異なったり、五色沼散策の行きと帰りでも、その表情を変えたりします。
さらに四季折々に、穏やかな水面に周りの樹木や山々、そして青い空が映し出され、沼の幻想的な世界をいっそう惹きたてていきます。刻々と変化し続ける五色沼の水面は、何度訪れても決して見る者を飽きさせない、決して同じ色に染まることの無い自然のキャンバスとなっています。
なぜ?凍結しない五色沼の謎
この五色沼の輝きは、当然のように研究対象となり、現在まで様々な調査や研究が行われてきました。そんな中、現在までにわかっていることは、不思議な色合いを見せるこの五色沼の秘密は、アロフェンといわれる鉱物質を含む成分や、沼の酸性度、水草に付着する酸化鉄などの沈殿物、それに水深や太陽光などの様々な要素が絡み合って生まれる自然現象である・・・ということで、一般的な説明はだいたいこのような記述がされているのですが、多岐にわたる要因が考えられるとはいえ、まだまだ謎が多いのも事実です。
また大雪に見舞われるこの裏磐梯地区にあって、なぜか五色沼のほとんどが冬に凍結しない!ということも、五色沼の謎を深めています。このことも一応の説明はあるようですが、まだまだよくわからない点でもあります。
歩いてみよう!五色沼自然探勝路
そんな五色沼一帯には、「五色沼自然探勝路」と名付けられた、約3.6kmの散策路が整備されています。この五色沼自然探勝路は、標高800m前後のほとんど平坦な散策路で、国道459号線にあるバス停「五色沼入口」から、桧原湖畔の「磐梯高原駅」までの約1時間の道のりとなっています。
朝の散歩や気分転換に歩くには、手頃な時間と距離となっており、もちろんじっくり時間をかけて自然観察しながら巡るにも、ちょうどよい感じのコースとなっています。
また、何度か訪れたことがある方は、五色沼入口の毘沙門沼から巡るのではなく、桧原湖側の柳沼からスタートする・・・、なんていう楽しみ方もあります。同じルートなのですが、常に変化している五色沼では、眺める方向や時間の経過が異なることによりまた違った感覚で五色沼散策が楽しめるという一面があります。
五色沼自然探勝路散策のもう一つの楽しみが、散策後に美味しいソフトクリームが味わえることです。多くの方のコメントでも、散策後のソフトクリームが美味しかった・・・というものが多く、特に真夏の散策には外せないアイテムです。裏磐梯の自然を感じながら、家族そろって散策を楽しみ、美味しいソフトクリームを味わう・・・これが五色沼自然探勝路散策の醍醐味です。是非みなさんも一度、この五色沼自然探勝路を歩き、美味しいソフトクリームを味わってみて下さい。
四季折々の風景が描き出され、いつ訪れても新しい発見がある場所、五色沼。わたしは、この五色沼に出会ってから、もう20年以上経ちますが、それからというもの、訪れるたびに沼は違った表情を見せ、毎回趣の異なる世界を味わせてくれます。今度訪れる時は、どんな色で迎えてくれるのか・・・、今も次回出逢う沼の姿がとても楽しみです。
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