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青森県旅行観光ガイド『岩木山』 |
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Vol . 21 |
岩木山 |
(青森県 弘前市) |
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‐ Aomori ‐ |
青森 |
Presented By 星★聖 |
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岩木山(青森 弘前) |
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■国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』
> 岩木山 |
岩木山をご覧になるにあたって |
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■ 岩木山とは?
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青森県の津軽平野のほぼ中央部、津軽国定公園内にある、標高1625mの日本百名山にして青森県で最高峰となる山。津軽平野のどこからでも見ることができる点や、独立峰で円錐形な山の形状、富士山同様に緩く扇状に裾野をひくその雄大な姿から、「津軽富士」とか「奥の富士」と呼ばれ親しまれており、過去に「全国ふるさと富士人気投票」で第1位にもなった山。
津軽岩木スカイラインとリフトにより、9合目まで簡単に行くことができ、そこから山頂を目指すこととなる。山頂には岩木山神社の奥宮もある。 |
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おすすめシーズン |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
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津軽岩木スカイラインやリフトの営業期間や時間に注意! |
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岩木山山頂からの雲海の眺め、津軽海峡や日本海の眺めは最高だよ!
変わりやすい山の天気に注意! 最低限の準備はして行こう!
山頂に着いたら、必ず岩木山神社奥宮にお参りしよう! |
~ 岩木山 編 ~ |
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基本情報 |
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■名称:岩木山 |
■読み方:いわきさん |
■ホームページ:岩木山 |
■所在地:青森県弘前市岩木山 |
■問合せ:0172-83-3000(岩木山観光協会) |
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星★聖の名勝・史跡探訪記 『岩木山』 編 |
これぞ津軽富士!
『岩木山』は、青森県最高峰の山にして、青森県西部に広がる津軽平野のほぼ中央部、「津軽国定公園」内に位置しています。
標高こそ1625mと、決して高い山ではない岩木山ですが、標高300~400m付近の、緩く扇状に裾野をひくその雄大な姿や、空にそびえる山頂のお山の雪のかぶり方などの美しさから、古くから富士山にたとえられきました。
「津軽富士」「奥の富士」と言われ、津軽の人々に親しまれてきた岩木山は、「全国ふるさと富士人気投票」で第1位になったこともあり、名実ともに「津軽富士」としてその名が知られています。
そんな岩木山は、神の山としても信仰を集めてきた山ですが、山頂が「巖鬼山」(がんきさん)「鳥海山」(ちょうかいさん)、そして「岩木山」と三峰に別れていて、見る角度によりその表情を変えることでも知られている山となっています。
三峰が連なって見えるかと思えば、日本海側からは山頂が1つの鋭い三角峰となって見えたりして、それぞれ趣のある表情を見せるため、山麓ではそれぞれの地区で、岩木自慢をしています。
一説には、岩木山がもっとも美しく見えたのは、弘前城の天守閣からだった!・・・とも言われておりますが、見る人それぞれの心が癒される場所・・・それが最高の場所であり、どこの岩木山の眺めも一番なのではないでしょうか。
そんな岩木山がある岩木町一帯は、丘陵地では「りんご」、平野部では水田と、のどかな田舎の景色が広がっています。
また、岩木山麓には、昔ながらの湯治気分が味わえる、「嶽温泉」(だけおんせん)、「湯段温泉」(ゆだんおんせん)、「百沢温泉」(ひゃくざわおんせん)、「三本柳温泉」(さんぼんやなぎおんせん)などの温泉地が数多くあり、古くから津軽の人々の療養の場として親しまれてきました。
気分爽快!津軽岩木スカイライン
わたしが初めてこの岩木山に登ったのは学生時代で、お金も無く車中泊を繰り返しながらの旅の途中でした。
この岩木山へは、鯵ヶ沢街道を折れ、南西8時の方向から、「津軽岩木スカイライン」を使って登っていくのですが、そのゲート前で朝を迎えたことを覚えています。
津軽岩木スカイラインのゲートオープンが、7時過ぎてからと、山にしては通行できるのが意外に遅かったことと、後ろに連なった車が自衛隊の車だったことを覚えています。
この津軽岩木スカイラインは、ブナやナラの広葉樹の原生林の間を走り抜けていく、全長9.8kmの爽快なドライブコースで、69あるカーブを曲がるたびに、次々に変化していく岩木山の表情を味わえます。
8合目にあるターミナルまでは、この津軽岩木スカイラインで登って行けますが、そこから先は、標高1470mの、9合目「鳥ノ海噴火口」までリフトが延びています。
二人乗りのこのリフトからは、山肌に咲く花や草木など、ゆっくり流れ行く景色が味わえ、ある意味、四季の変化を一番感じられる瞬間かも知れません。
鳥ノ海噴火口につくと、ここからは、歩いて山頂を目指すこととなります。
岩木山山頂までは、徒歩で40分くらいと、それほど時間がかかる距離ではありますが、山頂への道のりは、徐々に険しくなり、最後は岩を登っていくような感じになりますので、本格的な登山準備とはいかないまでも、履物やそれ相応の服装、飲料などの準備はした方が良いかと思います。
また、山頂で眺めを楽しみながら食べるお弁当を用意して行ってもいいかもしれません。
そんな岩木山には、当然ながら、麓から歩いて登る本格的な登山道もあります。
この登山道には、いくつかのルートがあるのですが、岩木山山頂につくと、その格好や表情から、登山組とリフト観光組がハッキリと見てとれます。
その装備や服装の違い、汗のかき方、その表情・・・と、いっしょに雲海のもと、肩を並べて空を眺めているのが、一瞬不思議に思えたりもしますが、こうして自分みたいな人間が、この景観を楽しめることをうれしく思うとともに、良い悪いは別として、文明の利器に感謝するしだいです。
日本のカタチが、今ここに!
わたしは、初めてこの岩木山山頂に立って以来、この岩木山山頂の絶景に魅了され、夏の登山シーズンになると、毎年「行きたい!行きたい!」と思ってしまうほど、常に気になる場所となっていました。
そして、今回、10年越しでこの地に行くことができ、決して視界が良好な方ではなかったのですが、改めて感動を覚えました。
たいがい夢にまで思っていることは、理想化され美化されるため、いざ現実に目の当たりにした時に、ちょっとがっかりすることが多いのですが、この岩木山山頂の景色は裏切りませんでした。
想い描いていた通りの、いやそれ以上の景色が、そこには開けていました。
何がすばらしいかというと、「雲海越しの360度のパノラマ展望」は言うに及ばず、北を見渡した時に、地図でしか見たことのない、あの「津軽半島・下北半島のカタチ」を、しっかりと見てとれることと、時折り雲間から津軽海峡越しに、遠く「北海道」まで見渡せるということです。
朝日や夕陽、雄大な山脈の景色は見られても、変化に富む日本のカタチを間近に感じられる景観は、そうあるものではありません。
岩木山は、津軽平野に独立峰としてそびえているために、北は津軽半島、下北半島、そして北海道の松前半島まで、南は世界遺産で有名な「白神山地」を、ひと目で見渡せる大パノラマを堪能できるのです。
さらに、この岩木山の「雲海」の実にすばらしいこと!
他に3000m級の山々で、雲海を眺めたことはありますが、この岩木山の雲海は、足を伸ばせば歩けそうなくらい、すぐそばに感じられます。
眺めると言うよりは、自分が中心で、雲に乗っかっているという感じになります。
そしてまた、雲の白さと、その向こうに見える空と海の青さのコントラストが、言葉を失うほどすばらしく、自然の配色の妙味が感じられます。
想い出の一番近い空!
岩木山山頂には、三角形のつくりをした「鐘」や、「岩木山神社奥宮」があり、宮司がいらっしゃって、お守りなどを購入することができます。
再訪して唯一残念だったのは、学生の頃、朝から昼近くまで、視界が開けるのを待って、ボーっと空を見上げ寝転んだ、想い出の展望台(水平な板状のスペースだったような・・)が、無くなってしまった事です。
わたしの記憶が間違っていたか?・・・と、しばらくあたりを見回し似ている感じのものを探しても、狭い山頂、似たものは無く・・・そのことを、岩木山神社の宮司さんに伺ってみたところ、10年ほど前に強風にあおられ吹き飛んでしまった・・・とのことでした。
わたしにとっては、想い出の場所だっただけに、ちょっと残念でした。
この岩木山、標高1625mと、これといった高さは無く、山頂に何があるわけでもなく、決して観光化されているわけでもないのですが、それだけにどこか身近で親しみやすく、プライベート的な感覚を生み出してくれる場所です。
わたしにとっては、この岩木山が「一番近い空!」を感じさせてくれる山であり、大好きな山の一つです。
夏の岩木山ばかりご紹介してきましたが、冬の岩木山は、雄大な自然を満喫するにはピッタリの、山岳スキー場に、その姿を変えます。
スキー愛好者の方は、是非一度、「岩木山スカイラインスキー場」での、自然あふれる山岳スキーを楽しんでみてください。
本格的な装備無しに気軽に山頂へ行ける岩木山、体の鈍ったお父さんでも、ここならまだ登れますよ・・・、運動がてら岩木山山頂へ、あなたも登ってみませんか?
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岩木山(青森 弘前) |
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