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秋田県旅行観光ガイド『入道崎』 |
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Vol . 52 |
入道崎 |
(秋田県 男鹿市) |
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‐ Akita ‐ |
秋田 |
Presented By 星★聖 |
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入道崎(秋田 男鹿) |
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■国内旅行観光ガイド『名勝・史跡★百景』
> 入道崎 |
入道崎をご覧になるにあたって |
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■ 入道崎とは?
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なまはげや八郎潟の干拓などで知られる、秋田県の男鹿半島の先端にある岬で、男鹿国定公園内にある岬。白黒ボーダーのツートーンカラーの燈台と、その前に広がる芝生の草原が印象的なところ。
ピクニックや昼寝が気持ち良いところとしても人気で、日本夕陽百選にもなっている岬から望む日本海に沈む夕陽も見所の一つ。草原や北緯40度ラインを示すモニュメントの岩、燈台見学に美しい岩礁地帯を巡る崖下から出る海底透視船は、子供たちにも人気。 |
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おすすめシーズン |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
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やはり暑くても夏がおすすめ! |
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入道崎に広がる芝生に寝転んで、昼寝すると気持ちいいよ!
北緯40度のロマンチックなラインの上を歩いてみよう!
燈台見学や海底遊覧船、そして海鮮丼ともっともっと入道崎を楽しもう! |
~ 入道崎 編 ~ |
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基本情報 |
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■名称:入道崎 |
■読み方:にゅうどうざき |
■関連ホームページ:男鹿観光海底透視船 |
■所在地:秋田県男鹿市北浦入道崎 |
■問合せ:0185-24-4700(男鹿市観光協会) |
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星★聖の名勝・史跡探訪記 『入道崎』 編 |
ツートンカラーの入道埼燈台
日本には、海に突き出た特徴的な半島は、いくつかありますが、そんな中の1つが、秋田県にある「男鹿半島」です。
教科書にも出てきた、「八郎潟の干拓」で有名な男鹿半島ですが、その男鹿半島の先端に位置するのが、『入道崎』(にゅうどうざき)です。
最近では、UFOが出現したことでも有名になりましたが、日本海に突き出たこの「入道崎」には、北海道の「能取岬」のところでも登場した、白黒ボーダーのツートンカラーが印象的な、「入道埼燈台」が建っています。
一般的な真っ白の燈台とは異なり、白黒のメリハリによるインパクトが感じられるこの入道埼燈台ですが、この燈台の「さき」は「埼」で、地名は「崎」と、全国各地よくあることですが、漢字が異なっています。
どこもなかなか覚えられず、いつもどっちがどっちだったかと迷ってしまうのですが、この「入道崎」は特に忘れてしまいがちです。
みなさんも、是非感じの違いを覚えておいてください。
格好のお昼寝スポット!
入道埼燈台は、1898年11月1日に、男鹿半島沖を航行する船の道しるべとなるべく設置された燈台で、現在の燈台は、1951年に改築されたものです。
高さ28mの塔形コンクリート造の燈台は、内部を見学してまわることもできるようになっており、見て楽しめ、眺めて楽しめる燈台となっています。
入道埼燈台が建っている一帯は、芝生の緑が美しい、なだらかな草原地帯となっており、そんな緑の中にポツンとそびえる白黒のこの入道埼燈台は、実に印象的で、とても絵になるところです。
そして見渡す限りの草原が、またすばらしく開放感たっぷりの場所となっています。
海に向かってなだらかなスロープを描く芝生に寝転ぶと、眼前は日本海と青い空!・・・、いつまでも、ずーっとその場にいたくなるような、そんな感じの格好のお昼寝スポットになっています。
草原の入口付近から見ると、海との境は、それほど遠くには感じられませんが、実際には、入道埼燈台から先端にかけて、ゆるやかに下っていて先が見えないため、約30mの高さのある断崖までは、結構な距離があり、これが逆に、車道の余計な雑音を遠ざけてくれ、自分だけの自然の寝床を提供してくれます。
視線の先には、どこまでも続く青い空と水平線が広がり、眼下には、時折り白波がたつ美しい岩礁地帯が広がっており、この「入道崎」からの眺めは、実に自然の造形美とコントラストが際立つ景観となっています。
周囲は、お弁当片手に、ランチを楽しむ家族連れや、日本海の海を眺めに来るカップルで、あちこち賑わっていますが、草原の草の感触も、頬を撫でる日本海の潮風も心地よく、これぞ気分爽快!といった感じの場所です。
みなさんも自然に包まれた「入道崎」の芝生の上で、ゴロンとしてみませんか。
北緯40度ラインになんとなく感動!
そんな「入道崎」の先端に広がる草原地帯には、もうひとつロマンチックなものがあります。
それがこの「北緯40度ライン」を示す、さまざまなモニュメントです。
実は、入道埼燈台の位置が、北緯40度00分18秒で、この草原地帯の真ん中に、北緯40度ラインが走っており、そのラインを感じさせるべく、ライン上に切り目の入った岩が並べられていたり、掲示板や石碑などが建てられています。
東経135度の明石は、日本人ならみなさんご存知でしょうが、今自分が住んでいる場所の東経・緯度を知っている方は、なかなか少ないのではないでしょうか。
そういうわたしも、ナビやGPSにより身近にはなっていますが、わたし自身、静岡が北緯35度ライン上にあることを、普段は意識することはありません。
緯度経度を知ったところで、特別何か良いことがあるわけではありませんが、改めてこういう風に、目に見えないラインを描き出しているところに、興味とロマンを感じます。
どこにでも存在するラインですが、この「入道崎」のライン上に立って、一直線に伸びる40度ラインを片目で追ってみると、どこか地球を感じ、このラインの延長線上に、北京があり、アンカラがあり、フィラデルフィアがあり・・・と思うと、日本が地球の1つのパーツであるという想いとともに、どこか子供の頃に感じた壮大なロマンを感じます。
映画やドラマの世界ではありませんが、この海は地中海に通じている・・・とか、この星を地球の裏側の人も見てるんだよな・・・と同じ感覚なのでしょうか。
わたしだけかも知れませんが、ふとこの「入道崎」の40度ライン上に立った時に、そのような想いが芽生えました。
そんなロマンあふれる?入道崎の草原の先には、崖を下りて海辺へ出る道がいくつかあります。
そのひとつが、「入道崎」の崖下から出る、「海底透視船」の乗り場へと続く道です。
この海底透視船は、日本海に浮かぶ島々を巡りながら、船底のガラス窓越しに、海底の様子が眺められるというもので、子供達には人気の乗り物となっています。
お子さん連れの方は、是非この海底透視船に乗ってみてください。
なまはげ参上!
「入道崎」の、そんなすばらしい日本海の眺望から、視線をもと来た車道側へと戻すと、通り沿いには、たくさんのレストハウスが立ち並んでいます。
そんなレストハウスの一角に、男鹿を代表する人気者の「なまはげ」がいます。
お子さん達には、珍しい形相のこのなまはげは大人気で、赤と青のなまはげの前で、記念にパチリ!とする観光客が、多くいらっしゃいます。
男鹿半島といえば、なまはげと言うくらい、その存在は有名ですが、この「入道崎」を含め、男鹿半島の観光地では、あちこちでこのなまはげに出会います。
なまはげは、男鹿半島では「神」にまで崇められている存在であり、いろいろナゾの多いものですが、基本的に良い子には何もしませんから、ご安心を!
海鮮丼のルーツが入道崎に!
そんななまはげの居るレストハウスには、たくさんの地元の美味しい海産物が並んでおり、その場で味わうこともでき、通りには、常に焼き物の美味しい匂いが漂っています。
そんな中でちょっと変わったお店が、「なまはげ御殿・ニュー畠兼」です。
どこが変わっているのか・・・、このお店の変わりようには、店頭の海の幸やお土産に目がいっていることもあり、レストハウス前では、なかなか気付く方は少ないのですが、車に戻って振り返ると、すぐにこのお店の変わりように気付きます。
実は、お店の外観そのものが、よく見ると、なまはげになっているんです。
赤いその建物自体が、なまはげの顔となっており、屋根にはしっかり角が生えています。
そして、なんとこのお店、その外観だけでなく、全国に先駆けて「海鮮丼」を登場させた、伝説のお店となっています。
今でこそ、全国各地でお目にかかる海鮮丼ですが、ここ男鹿半島の「入道崎」の「なまはげ御殿・ニュー畠兼」が、その海鮮丼のルーツとなっています。
店内では、男鹿の名物磯料理「石焼き」や、「海鮮なまはげ丼」、「生ウニ丼」、「イカの姿焼き」・・と、海の幸が存分に楽しめますので、是非立ち寄ってみてください。
英語よりも難解?
わたしが初めてこの男鹿半島に来たのは、中学生の時でした。
東京から寝台列車と、1時間に1本なんていう電車とバスを乗り継ぎ、へとへとになってたどり着いたのが、この「入道崎」でした。
日本地図を眺めていて、ただ行きたくなっただけの思いつきの旅でしたが、当時中学生の自分には、標準語が全く通じないこの男鹿の地は、一種のカルチャーショックを受けた場でもありました。
バス停で行き先を尋ねても、一回では到底理解できないその方言に、東京育ちの自分は、ただただビックリしていました。
とても同じ日本とは思えなかったその男鹿半島も、今では秋田新幹線が開通し、乗り継ぎを入れても、東京から6時間たらずで着くようになりました。
まだまだ交通の便が良いとは言えませんが、身近になった男鹿半島「入道崎」へ、是非訪れてみてください。 |
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